チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調作品36
チェリビダッケ/ミュンヘンフィル
録音:1993年11月11&12日、ガスタイク・フィルハーモニー、ミュンヘン

まず驚くのが演奏時間
54’14” となってます。
ふつう40分程度の曲ですからこれはものすごい
どんなふうに始まるか と思ったら
冒頭の アンダンテ・ソステヌート は普通のテンポです。
ところが
主部の モデラート・コン・アニマに入っても そのままのテンポ
というより
むしろ遅くなっているような・・
アンダンテよりモデラートのほうが遅いとは
確かに モデラートは 普通の速さ で
アンダンテは 歩く速さ ですから
チェリビダッケにとっての 普通 は 歩くより遅い んでしょう
第2主題は モデラート・アッサイ ですから
さらに遅くなってる気がします。
なんか亀の動きをさらにスローモーションにした感じ
これだけ遅くしても音楽が緊張感を失っていないのはとにかく凄い
運命の主題とか 第1主題の再現 とかは
比較的まともなテンポになるけど
第2主題になると またテンポが落ちる。
(ここもモデラート・アッサイ)
そして徐々にテンポを上げて
338小節から アレグロ・コン・アニマ になるけど
テンポの差が普通の演奏より大きくなるだけに凄味がある。
というわけで第1楽章だけで23分以上かかっています。
(ふつうは17~18分くらいでしょうか)
第2楽章も遅く始まります。老人のアンダンテ という感じ
中間部の ピウ・モッソ は多少テンポが上がりますがそれでも遅い
第2楽章も13分以上かかってます。(これも8分~9分の演奏が多い)
こうなると第3楽章も想像がつきます。そして予想通り遅い。7分以上
たいていの人は5分台でしょう
第4楽章は アレグロ・コン・フォコ ですから
めちゃくちゃ遅いわけではありませんが それでも10分以上
たいていは8分~9分です。