発達障害ってめっちゃつらいな…


相手に自分が発達障害であることを伝えても結局発達障害じゃない人に発達障害の気持ちなんてわからないし、自分も上手く状況や考えを伝えることもできないから、だんだんとズレが大きくなってきて理解なんて到底してもらえないな。


とりあえず相手の助言を素直に受け取ろうと思って「そうですね」と言うと、「いや、そうですねじゃなくて」と相槌にまで否定してくる始末…


どうしよう





どんなに努力していても、自分はみんなのようにうまくやれない。


みんなと同じ土俵で比べられたら、きっと自分は劣っているし、だから馬鹿にされる。


自分がADHDであることをみんなに伝えれば、きっとみんなわかってくれる。

そう信じて、勇気を出して周りの人にカミングアウトした。


でも周りの反応はちがった。


そんなの気にするからダメなんだよ

完璧な人なんていないんだから

努力が足りない


カミングアウトしたことで、自分が努力することから逃げてると思われるような気がしてきて、それ以来は、わざわざ勇気を出してカミングアウトするのもアホくさいと思うようになり、生きづらさを抱えながら生きている。


悲劇のヒーロー気取りかよ とでも思われているのだろう。


もちろん逃げるつもりは全くない。

ただ、自分の個性、弱点を分かってもらいたいだけなのに…



社会人2年目である2019年6月、私は発達障害と診断された。
ADHDとASDである。
診断が下って自分が何者かがわかったとき、このせいで今まで多くの人たちに迷惑をかけてきたんだとわかった。

私は物流倉庫に事務職として勤務している。
倉庫作業者に出荷指示書を作って渡すのだが、足し算の数を間違えて間違った個数を伝えたりしてよく怒られたりした。
製品が出発したあとに伝票の発行忘れに気づいて上司に届けに行ってもらったりなどいろいろな失敗をした。
だが、1番の決め手になったのは、出荷ミスがあって納入先に流出したとき、(これは自分ではなく現場作業者のミス)まぁ責任をとったり対応をするのは事務職なわけで、荷主のお偉いさんから事情聴取の電話がかかってきたとき、一切相手の言葉が理解できず、全く会話にならなかったことがあった。入社して浅いから知識がなく、普通に対応しきれなかったが、そんなレベルではなく全く話にならなかった。
しまいに、私がちゃらんぽらんすぎて、相手の会社の人から、御社はもっと体制をしっかりして話のわかる人に対応させるべきだと、納入ミスの件ではないところにまで怒られた。
相手の話が理解できない、返答しようにも言葉が出てこない、こんなんで自分はこれから仕事をやっていけるのかと完全に自信を失い、精神科の受診を決意した。

そして検査の結果、冒頭に述べた診断されたが下された。

本気で発達障害を疑い始めたのは大学4年のときだが、思い返せば、幼いときからその症状はでていた。
小学生のときは、担任から「お前はポイントがズレている」「分かりきったことばかり聞いてくる」などと言われたりした。
中高と部活動はテニス部に所属したが、ルールがよく理解出来ず、審判は本当に地獄だったし、雨でコートが使えないときに走ったり筋トレしてたほうが頭使わなくてよくて楽だった。
勉強面では、高校受験のため入った塾のクラス分けテストで、国語80点、数学4点という成績を叩き出した。

大学時代はバイトでよく分からずに怒られまくった。
居酒屋のバイトをしていたころはメニューのセット内容が全く理解出来ず、お客さんに聞かれても分からないので店長に聞きに行ってもそれが全く理解できなくて店長も客もイライラさせてしまった。
学業でも、映画製作を専攻していて、映画撮影の現場で集団の中で何していいかわからず動けなくて怒られまくったりした。

社会人になった今、生きづらさはどんどん増していく。
他の人と同じレベルで仕事ができない。
人の話が理解できない。
理解しようとしてるうちに何を言われたか完全に忘れて何もかも分からなくなってしまう。
言いたいことがまとまらず、問いかけられても、分かってることでも突然わからなくなって、答えられなくなる。
自分が何を考えていて、何をしたいのかも分からなくなっていく。
でも他の人からしたら、そんなのは努力不足や甘えに過ぎず、何もわかってない、単に仕事できないレッテルだけ貼られる。
障害の理解が得られない。

今は精神科で診察とカウンセリングを続けているが、具体的な対策も定まっておらず、今のところ何の解決にもなっていない。
今の仕事をこのまま続ける自信もないし、どうしていくのが正解なのか…。

と感じている今日この頃です。