抗体・・・2本のH鎖(重鎖)、2本のL鎖(軽鎖)で構成
H鎖とL鎖およびL鎖どうしはジスルフィド結合で結合している
H鎖とL鎖の配列は抗体ごとに異なり、その違いはN末端領域に集中する
この多様性によって様々な抗原結合部位を形成することができる
→この領域を「可変領域(Variable領域)」という
V領域以外の部分は多様性が乏しい→「定常領域(Constant領域)」という
H鎖の中央部にあるヒンジ領域はプロテアーゼによって簡単に切断される
→その結果、機能が違う2つのフラグメントが生まれる
① Fabフラグメント・・・腕の部分
② Fcフラグメント・・・幹の部分、抗体のエフェクター機能を発揮
ヒンジ領域の柔軟性によって2つのFabはいろんな相対位置をとれる
→病原体の表面に様々な間隔で広がる抗原に抗体が上手く結合できる