どうしよう・・・持ってく荷物が定まらない
kaga spa trail 50 スタートまであと3時間
僕は車の中で途方に暮れていた
それもそのはず、季節は梅雨の真っ只中なのにこの日は高温注意報が発令されそうなピーカン天気
スタート時間が迫る中、ザックの荷物を入れたり出したり
持って行くのは日傘か水鉄砲か?保冷ボトルは重たいし熱冷シートなんて効果あるのか???
流石に被り物は・・・ちょっとねぇ
よし決めた!決めたのは持ち物ではなく自分の覚悟
無事に帰るとだけ心に誓い、会場へと向かった
人一倍暑さ耐性値が低いという自覚だけはしっかりあるので、少しでも発熱量を抑え込むため蛇行しながら日陰を進む
その様子はまるでサーチライトから逃げ回るルパン三世のようだった

富士写ヶ岳へ繋がる有名な赤い橋
100キロの選手を迎え撃つ富士写ヶ岳は強烈に足を削り、大日山越えは命を削り取られるような難所、これらを行かなくて済むなんてホント50キロの部で良かった~って思うよ

AS2九谷ダムエイドではオレンジやおにぎりを頂きました
余りの気温の高さにこの後すべてのおにぎりは廃棄されたようです

AS2から5キロ程ロードを走るとCP1の九谷親水公園
ここではスイカや金沢カレーのおもてなし
カレーは小か大サイズが選べる気遣いが嬉しいの

お姉さんに汁掛けて貰っちゃった(いや、言い方っ💦)

ガンバフンバ君の方が暑いだろうに励まされちゃったw
AS2からCP1までは比較的距離の短いフラット区間
ダム湖周辺なので照り返しこそ気になるものの日陰も多めで助かった!!

AS4今立あいおす広場
この先が50キロの要となる三童子山スカイライン
変わらない景色、終わりの見えない区間、エスケープすら許されない地獄の三拍子
三童子山対策に用意していた空のソフトフラスクを取り出し、計2リットルの水を担いで地獄に挑んだ
終わりの見えないアップダウンの連続に次々と周りの選手は倒れ座り込みだす
途中、陽の当たる場所で座り込んでいる綺麗なお姉さんに僕は声を掛けた
そう話しかけお人好しのフリをしながら僕は桃屋の梅ごのみを差し出した
すると練り梅を口にしたお姉さんは『ちゅぱっ♥️んん~美味ちぃ〜♥️』と叫ぶ←ネタじゃなくマジでw
なんかこちらこそご馳走様でした〜
練り梅はご飯を何杯もおかわりさせる力があるが、僕を元気にさせる力もあるw
やった遂に核心部を乗り越えた
怖かったよ〜暑かったよ〜2リットルの水なんてあっちゅ〜ま!!だよ〜

チキンラーメンはふやかす時間が惜しいのでバリカタで
ここまで来れば残りの難所は 鞍掛山あと一つ
このコース1番の高低差と斜度が待ち構えるが、100キロの選手から見たら鼻で笑われる

鼻で笑われるついでにカミングアウトしておくが、このレースて僕はハンディファンを持って走っていたw

鶴仙渓の川床沿いを走る
浴衣のお姉さんが川床で涼みながら『頑張れ〜、お茶してく〜?』なんてシーンを期待してたが人っ子一人いやしない💢
暑さに弱い分際で良くここまで我慢した!!
目頭に熱いものが込み上げてくる
菊の湯の熱いお風呂が待っている
冷たいビール飲んでもう一泊したら最高だろうな
それでも帰るか⋯猫の冷たい視線が待ってるしw






