背筋さんの著書、
近畿地方のある場所についてを読んでみました
分類としてはモキュメンタリーホラーです。
⚠️⚠️注意⚠️⚠️
ネタバレあり
酷評です
どうでもいい事につっこんでいきます
それでも良い方は下に進んで下さい
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まず、モキュメンタリーとは
ドキュメンタリーのように見せたフィクション作品との事。
私は2ちゃんねるの洒落怖などの怖い話スレが大好物だったので、
フィクションとわかっていても
話が怖くて面白ければOK!という感じで読み始めました。
で、読み終えた感想として
この本を一言で表すと
【めっちゃ親切なホラー】
もしくは
【離乳食ホラー】
普段ホラー読まない人からしたら、読みやすくて良い本かもしれません🤔
なんというか、随所で
怖いのはこの部分だよ!これはこういう意味だよ!みたいなヒント通り越して答えが入るのです。
お笑いで例えたら、ボケたあとに
これは○○と▲▲をかけてギャグにしてるんだよ、笑いどころはここ!といちいち解説が入る感じ。
あくまで個人的な好みですが、
ホラーの醍醐味は考察だと思っている私にとっては「お、おう.....」の連続でした。
この本は
近畿地方のある場所についてというタイトルの通り
色んな話が全て【ある場所】に繋がっていく流れです。
こちらもタイトルからして、そのつもりで読み進めていくんですが
まず1番最初の話が
エロサイトでの怖い話。エロサイトで怪異が、嫁候補を探す。
え、なんでエロサイト(´・ω・`)
でもでもホラーって、身近な物が材料になる方が想像しやすくて怖いしなと思いながら読み進めますが
基本的にここで出てくる怪異がメインで進んでいくので
その後の話でどれだけ怖い描写があっても
「あー、エロサイトにいる怪異ね」と思ってしまい
恐怖は激減。
まだ、Twitterとかにした方が良かったんじゃ...
とはいえ、
身近で想像しやすくてリアルさを売りにしてるのね!という気持ちで読み進めていきます。
構成としては、
雑誌にいれるはずだった記事の内容や
対談、当事者に話を聞いてそのレコーダーを文字に起こしたもの、2ちゃんねるのスレッドをそのまま転載させたようなものなど
もしかして本当にあった話なのでは?と思わせるような作り。
やはりリアルさを売りにしてるに違いない。
この本には怪異が三体出てきて
【エロサイトの怪異】
白くて大きい人型風の怪異。柿があるからおいで、が口癖で常に嫁を欲しがっている。
魅入られた女性は怪異の住む山に向かってしまい行方不明になる。
まっしろさま、ましろさんなどの呼び名があり
子供達でその遊びをすると怪異と繋がってしまう。
【ジャンプ女】
赤いコートを着てジャンプしてる女。
息子を自死でなくしたあと、自身も死んで怪異に。呪怨で言うところの伽椰子。
息子を甦らせる為の儀式に他人を巻き込むなどの迷惑行為を働く。
【あきらくん】
あきらくん、あきおくん、あきとくんなどの呼び名をもつが本名は了と書いてあきら。
小学生の男児で、まっしろさまで遊び怪異と繋がって死亡。
呪怨で言うところのとしお。
基本的にはこの三体で話が進んでいき、
それらの話は全て近畿地方の○○○○○という土地と繋がる(地名は伏字)
また、作者に取材される人達はみな
「これ以上踏み込まない方がいい」「もう俺も関わりたくない」といった対応。
ちょいちょい、
【真相にたどり着きそうな男性が○○○○○に向かってしまい行方不明、のちに遺体で見つかる】
みたいな文章が挟まれる(読者への警告風)
そういった展開は、それはそれで好きなんですが
【ジャンプ女】の登場で急にリアル感が薄れます🤣
というのも、
ジャンプ女は常に赤いコートに身を包んでいる怪異。
どうやら生前に気に入って着ていたコートとの事なんですが、
赤て。
赤いコートなんて売り場でも滅多に見ないし着てる人も見ない。あっても、ZARAとか?まぁまず日本人向けじゃない印象。
観光地にいる長身中国人が着てそう。
ネイビーのコート、とか
カラシ色のコート、より
赤の方が血を連想させて怖いという理由なのかわかりませんが
一気にリアルから
口裂け女とか人面犬とかの枠に。
私の想像する、赤コートのジャンプ女
長いので②に続きます🦁🧡