今回の満月は蠍座満月らしい。
前の日から雨が降ったり、雲が多くて、見るのは厳しいと思っていたのだが、奇跡的に、月が一瞬だけ顔を出してくれた♪
GWの連休2日目の夜、急遽思い立ち、次の日から出雲大社にお参りに行って来た。
3日の夕方、宍道湖の日の入りを見てから、夜中に家にたどり着いた。
一昨年の年末、当時同居していた彼女と、その時も急に思い立って、出雲さんにお参りに行った。
彼女の車で機嫌良く出雲に向かっていたのだが、途中で急に雲行きが怪しくなって来て、雪が降り始めた。
冬用タイヤ規制で高速道路を下されたのは、街灯がポツンとあるだけの山の中であり、それでも、下道を行けばなんとかなるだろうと、気楽に考えていたのだが、下見を進んですぐに、雪が降り積もって来て、慌てて来た道を引き返した。
高速を降りた場所に戻り、携帯で近くのレンタカーを検索しようと携帯を見たら、なんと2本とも圏外であり、頼りない街灯の下で、しばらく立ち往生した。
近くに店やコンビニもない。
時間は18時半頃で、すでに真っ暗だ。
来た高速を引き返す事も考えたが、すでに4時間半くらい走って来て、あと1時間くらいのところまで来ているので、それはしたくない。
1人ならなんとかなるが、横には彼女が居るので、このまま車中泊するのは、どうしても避けたかった。
カーナビで先程の道とは違う道を探し出して、状況は分からないが、とりあえず出雲に向かう事にした。
山道を慎重に車を走らせていると、次第に緩やかな坂に入った。
垰越えだ。
路面には、雪がうっすらと積もっている。
停まる選択肢はなく、先に進むしかない。
なんとか垰の頂を越えて、今度は下る。
いつスリップしてもおかしくない。
エンジンブレーキを軽く掛けながら、慎重に運転をしていると、さっきまで隣で笑いながら話していた彼女が、突然、怒り始めた。
「そもそも何で来ようと思ったん?💢 普通は行こうと思っても、考えるやろ?💢 着いてもご飯に間に合わへんし、明日やって帰れるん??💢 どーすんの⁉️💢💢💢」
こちらは、とにかく現状を乗り越えようとしているのに、そもそもと責めてくる彼女に、イラッとはしたが、冷静に、
「責めたくなるのは分かるけど、絶対になんとかするから。明日も雪が降り続くなら、なんとか帰る方法を考えるから。大丈夫やから。」
と返して黙らせた。
黙らせたのが気に食わなかったのだろう。
もう、怖いくらい冷ややかに、今にも怒りを爆発させそうになっている彼女に気が付いてはいたが、とにかく集中をして運転を続ける事1時間、なんとか宿に辿り着いた。
幸い晩御飯には間に合い、彼女は少し機嫌を取り戻したが、ご飯を食べたあとは、再び冷ややかになり、そのまま別々に寝た。
朝起きてから、お参りに行った際にも、ずっと機嫌が悪くて、家に帰るまで、終始機嫌が悪いままだった。
後から聞いたのだが、出雲大社に男女で行くと、喧嘩になると言われているらしい。
それにしても、怒髪天を抜くような顔をした、怒れる雪女のようになった彼女を見て、心底肝を冷やす思いがした 笑
初めての出雲大社へのお参りは、そんな感じだったので、近いうちに再び一人で行こうと考えていたが、なかなか行けず、年を越してしまった。
なんせ片道5時間掛かり、費用は最低でも5万円くらいは掛かる。
昨年は、ずっと気になったままだったが、思いを叶える事が出来ず、5月1日に思い立ち、すぐに次の日のレンタカーや宿を押さえた。
翌朝、11時に車を借りて、13時には準備を終え、いざ出雲に向かった。
前回の事があったので、本当にちゃんと辿り着けるのか?という思いが頭を過ったが、なんのトラブルもなく 笑、出雲に辿り着いた。
18時30分頃には宿にチェックインをして、まだ雨は降っていたが、そのまま飲みに出て、居合せた人達と笑い合い、スナックでは30曲くらい歌って 笑、夜中の2時過ぎに宿に帰った。
おかげで次の日の朝は、予定では宍道湖で日の出を見るつもりが、目覚めたのは8時過ぎであり 笑笑、朝一には出ますと伝えていた、駐車場のお兄さんにいじられながらも笑、なんとかお参りをスタートした。
しばらくは、時間が遅れた事にソワソワとしていたが、雨が上がり晴れた空の下、宍道湖沿いに車を走らせて、出雲大社に近づくに連れて、次第に気持ちが整い始めた。
「自分の全てを受け入れる。」
これまで生きて来た人生、今現在のokkey@をすべて受け入れる。
やりたい事をやってもいい。
欲しい物も手に入れていい。
自分の全て受け入れて、認めて、許し、称え、深く愛する。
どんな場面でも、理屈なく、自分を信じる。
深く愛して、理屈なく信じる自分に、感じたまま、思ったまま、やりたい事をやり、欲しいものを手に入れる事を許可する。
若い頃、ギャンブルに狂って、欲に振り回され、40歳を過ぎる頃から、欲や執着を捨てる事に取り組んで来た。
10数年の長い時間を掛けて、過去や未来、欲や周りの事に囚われていた思考を取り戻し、自分に集中して過ごせるようになった。
それでも、まだまだ十善戒や様々な縛りを解けずに居たが、ようやくそれが解かれた気がした。
全てはベストのタイミングで起きていて、導かれていて、見守られている。
あれだけ頭を悩ませていた思考に囚われなくなり、今を生きるようになった。
今この瞬間を、自分を信じて、愛して、ただ幸せを感じて過ごしていれば、世の中や周りの事も受け入れる気持ちになれて、善きご縁や豊かさは、automaticに導かれる。
「I’m all ok. You are all ok.」
そうした言葉が思い浮かぶと、自分を含めて、周りの人や物を全て、愛せるような感覚を覚えた。
満たされた感覚のまま、出雲大社近くの駐車場に車を停めて、稲佐が浜まで歩いて行った。
ここは神様達が海を渡って、出雲大社に向かい、上陸したと言われる浜で、前回、来たかった場所だったが、先述のトラブルで来れなかった場所だ。
坂を下り、やがて浜が見えた。
前回、彼女と別々に寝た夜に、少し不思議な夢を見ていた。
夢の中でこの浜を訪れている。
浜は荒れていて、お砂を取ろうとしても取れず、近くの土産もの売り場で、キラキラと青く輝く、小瓶に入った砂を売る、こうちゃんという名前の子供に出会う。
浜に着いた時、その夢を思い出して、少しドキドキした。
曇り空だったが、浜全体が神々しく感じた。
土産物を売る店もなく、こうちゃんには会えなかったが、前回来れなかった場所に、来られた事が嬉しかった。
出雲大社まで歩いて戻り、お参りをした。
奥の社で神砂と言われる砂を頂き、お参りを終えてから、松江城を見て、宍道湖で陽が沈むまで夕陽を眺めた。
夕陽を見る人がたくさん居る中で、湖の水がザバーッと音をたてて、湖畔に荒く寄せる様子を見ていて、帰って来てから、夢で見たのは浜ではなく、この景色だった事に気がついた。
たくさん居た人の中に、寄せる波にはしゃぐ子供が居て、気になって見ていたのだが、もしかしたら、彼がこうちゃんだったのかもしれない。
そんな事を思いながら、近くの土産屋で購入した小瓶に神砂を入れた。
昨日、夜中過ぎに家に戻って来て、朝からレンタカーを返しに行き、その足で、ずっと欲しかったネクタイや革靴、シャツを購入した。
家に帰ると、これも欲しかったギターと、壁に飾るゴッホの絵のタペストリーが届いていた。
長い間、自分の為に安心してお金を使う事が出来なかったが、躊躇なくお金を使う事が出来た。
自分が欲しいものを手に入れて、自分がやりたい事をやる。
そこにお金や時間を使う事に、若い頃から罪悪感があった事に気が付いた。
いつも誰かの事を考え、誰かの顔色を伺い、自分の為に生きられなかった。
「これからは、自分の為に生きていいよ。」
こうちゃんにそう言われた気がした。







