女を囲う変態な男の話だと思って見に行ったら、教育番組だった。


簡単には、性犯罪、監禁、誘拐、言葉と暴力による支配。そしてそれから逃げるすべを持たなかった者が

自分自身で自分を壊すように、仕向けられたこと。


これは拳銃、たくさん殺したよ。出来ないなら死にたいってことだよね?君は捨てられたんだ。俺と暮らす。彼女だから頼んでる。お前次第かな?

俺の所為だと思ってる?

笑えよ。更生したんだ。更生したから。


いまさ、近くまで来てる…………。

部屋……行ったらまずいよね………?

ひとりだし……………


わたしはこの男に惚れると思うんですよね。

低くて、熱がのった甘い声で耳元で話されたら、

私なら部屋にあげちゃって体もあげちゃう。


犯罪が犯罪の顔をしていないときが一番怖いです。



もう少し、もう少しだけわかりやすくしたら

心理学、保健体育、文学、春の安全週間で取り上げても良い気がしました。


学校で、はだしのげんをみて、吐きたくて気持ち悪くて保健室に行きたい。でも保健室で一人きりはもっと怖い。怖いから我慢して次の授業を受けました。



海辺の私たちはを観たあと、入谷からかえったのだが、面倒だから敬語をやめる、前にも後ろにも人がいなかった。いても怖かった。ばばあが襲われるわけないが、怖かったんだ。帰れないと思った。後ろを振り返りながら、死にそうに怖かった。



いくつかの事件が世にでて、いくつもの事件は本人の中でひっそり処理されてしまう。きっと。

だから知るべきだと思った。


その日は体調が悪くて、早退した。

「いつもは仲の良い友達と数人で帰るのだが、

その日は一人で帰った。」


一人で帰ったのは、その日だけだった。



あるやん。だから、観て良かったです。




ただ知るのではなく

自分にも危険があるんだ、他人事ではないんだと

スッ………っと入る。わかる。そうやって、体験として持っていたら、もっときをつける。そんで、、逃げてくれ。


で、演劇すきにはたまんないです。倫理的には終わってて芸術的には最高でした。


体調に気を付けて。