あれから転院し、妊娠することができ、年明けに出産しました。
今でも私が子供を授かった事は、信じられないような不思議な気持ちです。
慣れない育児は大変なことも多いですが、我が子は本当に可愛くて、苦労した分、無事に産まれて来てくれたことに感謝の気持ちしかありません。
転院して、授からなければもう諦めよう。そう夫と決めての治療でした。
治療中はあと何度、陰性判定を告げられれば諦められるのか。そんなことばかりを考えていました。
若いから大丈夫。そう言われながら、8度目の移植でした。
心も体も折れかけていました。
幸いにも転院先で初めての移植で、妊娠することができました。
産まれてきてくれた我が子は、未成熟卵GV期のものでした。
採卵から27時間後に受精させ、3日目凍結胚を移植しました。
まさかGV期の卵で妊娠できるなんて、思いもしませんでした。
移植前に杉先生のクリニックで、不育症の検査を受けました。
ガッツリと引っかかり、杉先生からも産院からも『35週までアスピリンを使いましょう。』と言われました。
判定日の翌日に、不育症の結果を聞きにいき、その日から服薬がスタートしました。
私にとっては本当にタイミングが良かったと思います。
沢山の人の尽力のおかげで、授かることができたと思っています。
私にとって不妊治療は、先の見えない迷路に迷い込んだような、長くて辛いものでした。
それでも治療を続けてこられたのは、子供を諦められない思いと、ブログを通して励ましてくれたブロ友さん達の存在があったからだと思っています。
本当にありがとうございました。
今、治療を頑張っている方々の努力が、どうか実を結びますように。
心からそう願っています。