環境って選べないですよね。
なので、『〇〇がイイ』って言っても始まらない。
『〇〇だからこそ・・・』とどんな環境でも『それを活かして、どう行動するか』
この『環境をどう見る(解釈する)か』『行動を選ぶ』事だけが自分に出来る事。

なので、『環境』は条件の1つでしかない。

とは言え、『自分の強みが生きる環境』ってありますよね。
『好きな場面』みたいな。

私の場合、『追い込まれて、不利な状況』『カネなし、モノなし、ヒトなし』が好きではありませんが、得意なんです。というか、『真価』が発揮されるんです。

 

大阪で生まれ育って、中3の4月から兵庫に引っ越してきました。
初めての英語の授業後、先生に『高校はどこを目指すの?』と聞かれて、『ここらへんで一番エエとこ』と言ったら『お前、その成績で東高行こうっていうんか』って鼻で笑われて、『絶対、行ったる』と決意しました。

大学受験も模試ではE判定(合格率30%以下)だった所だけ合格。
ココも当時の担任から『絶対とは言わんけど、無理やろ』と言われていました。

2次試験は国語と英語。英語の長文問題は単語が2割程度しか分からず、その分かった2割の単語で『こんなストーリーかな』と全体の流れを想像して回答。
おそろしく手持ちピースの少ないジグソーパズルで完成図を想像するようなものでしたが、結果的に当たってたんですね。それで。

『追い込まれて、不利な状況』になると、頭とカラダの全てのスイッチがONになるようなカンジ。エンジンがかかるんです。
さらに『カネなし、モノなし、ヒトなし』だと、『自分自身でやり方を工夫して』やり遂げるしか無いんです。

この2つが揃うと、快晴の青空の下、爽やかな風を感じながら、たった1人で草原に立っているような感覚になります。孤独を感じるというより、清々しい思いですね。

誰に期待するでも無い、誰かや環境を恨むでも無い、どう見られるかも気にならない。

 

高校生の頃、母に聞きました。
『どんな風に育ってほしい』
母は『たとえ、どんな状況であっても、自分の息が出来る場所を自分自身で作れるようになってほしい』と言いました。

結果的にそうなったのかもしれません。

 

あなたの『真価が発揮される』のはどんな状況ですか?