・期待度 △
・没頭度 ○
・キャスト ○
・好感度 ◯
・余韻度 △
これを「映画」の感想ブログに入れていいものか、とも思ったが、映画館に行って観たものは「映画」として感想ブログに載せることにした。
これは、なんで観に行ったかというと、かつて僕は阪神ファンだったから。
今はどうなんだ? というと、ハッキリいって、別にどうでも良い、というくらいまでにしか思っていない。ちなみに僕のタイガースへの熱は1980年代前半の安藤監督の時代、小林繁や掛布などが伝統の阪神巨人戦に闘志むき出しで戦ってた時代から2000年代初頭の星野監督政権下でのやっと低迷から抜け出しリーグ優勝した時くらいまで。だから、最近のタイガース事情はまったく知らないし、知る機会も今はないし、特別タイガースへのひいき目も持ち合わせていない。
なので、お金払って観に行くかどうか少し迷ったけど、自分が夢中になってた頃のタイガースの映像も観れるという期待感と、ちょうどタイミング合ったのとで観にいった。
思い起こせば、ちょうど一年ほど前に映画館で「ファイターズ the Movie」という映画を観にいったことがある。北海道日本ハムファイターズが北海道に移転してからのドキュメンンタリー映画。僕は、北海道に移転してからのファイターズというのは、野球だけでなく球団の方向性みたいなものとかがとても面白いなと思ってたので、期待して観にいった。下手な映画作品を観るよりかはよほど感動したし面白かった記憶がある。
で、今回のタイガースの作品。
非常に興奮した1985年日本一になったシーズンの伝説の甲子園バックスクリーン3連発の映像を掛布、岡田の解説も交えながら始まり興奮が蘇ってきた。そして映像では自分が観たことがない江夏の延長12回(?)投げ抜いたノーヒットノーランかつ江夏本人が決めたサヨナラホームランというまるで野球マンガのような本当の試合。本人の談話を交えながらの映像は興味深いものが合った。桧山の引退最終打席でのホームランもウルっと来るものが合った。
全然、自分が知らない現役のチームのことを紹介してる辺りは、面白い選手もいるし矢野監督体制で伸び伸びと楽しんで野球やってる感じが伝わってきて、久々に少しタイガースも注目してみようかな、とも思った。
ただ、作品としてはちょっと長くて居眠りしそうになるところもあった。そして長いわりには、取り上げている選手や事柄も多少偏ってるような気もした。あれ、あの選手もあの監督とかも優勝時の出来事も取り上げられてないの? と後から物足りない点も結構あったかな。
映画館で見たわりには画面?もこぢんまりとしてたし、それなりの映画作品としてのストーリーだったり盛り上がりだったり感動みたいなものが、「流れ」としてある訳ではなく、個々の選手の活躍の寄せ集め的な作品だったので、正直、映画館で見なくてもいい作品って感じだったかもしれない。