転職して 慌しく引き継ぎされ

所違えば品変わる‥営業所に管理者は

私1人 後の従業員は外回り

何もかもが電子化され 全てがパソコン通信で処理される

稟議書も伺い書も 見積りも領収書も

請求書も もちろん給与計算書も

PDFに取り込んで本社へ

社内メールで 経理課 電算室 人事課に

マイナンバー室… どれだけの部署があるのか

未だに分からない 組織図を眺めながら

この請求書は どの部署???


そんな毎日でも 

京都旅行が待っている楽しみで暇をみては

夕食や まだ訪れたことのない神社仏閣を

検索しながら…その日を待ち侘びていた


2泊3日の京都から

もう何日 経つのだろう

きっと 

最後の彼女との旅行になってしまっただろう

あの時間

決別…決して大袈裟ではなく 

もう 会いたくない とさえ思う


ケンカしたわけではない

ただ久しぶりに会った瞬間から違和感を

感じた

それが3日間で決定的になった

会話がすれ違う

歩く二人の距離が悲しく

価値観が合わないまでも 否定され

毒を吐くような彼女ではないはずなのに

差別的な価値観を持つような言葉が

聞いている私の胸を刺す


何度も 怒りを抑え

聞き流す あの時間は苦痛を通り越して

悲しみさえ覚えた


人として これは違う

何かが彼女を壊している

私は部屋の窓から流れる川を 

ずっと眺めていた


彼女に対しての愛情は削り

川に流してしまおう

もう 友達にもなれないかもしれない


実際 一緒に九州に帰ってきて

彼女は実家で過ごし

いつ信州に帰って行ったのか?

連絡はないまま

私も しないまま


悲しい結末に 途方に暮れるでもなく

翌日から仕事に追われて

やっと友人に お土産を持って行き

一連の話を聞いて貰うと…

精神的に不安定な状態じゃないのか?

境界性パーソナリティ障害じゃない?

とか、医療関係者の友人が放つ


あんなに楽しみにしている

と、言っていた彼女が

なぜ 数ヶ月後の京都で…


こんな風に 

きっと今までの業が 跳ね返り

私が受け取っているんだろう な

言葉に変えて落とし また 落とし

ゆっくり日常を取り戻し

私を大切にしてくれる人を 大切に

そんな助言をする大切な友人達が側にいる


九州の紅葉は これからが本番

楽しみながら

穏やかに優しい時間を過ごしたい