「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」 この季節になると、妙に懐かしい青春時代に親しんだ一節が蘇ってくる。感傷に浸った時代もあったんだと。しかし夏が長かった・・・。もう秋は来ないのかと思ったくらい。ケーザイも戻って来ない。今日はPC用の幅100奥行き45の机を作った。きっと1週間で物が溢れるかも。まあ今日は日曜大工をやれただけで満足しよう。
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アプローズシステム のホームページがリニューアルされます。これを契機により分かりやすい商品構成にして行きます。CatchMeを『こうしたい、ああしたい』とのご意見は承ります。私的に言うと、ここのところ「万相談所」の感が強く。時間どろぼうさんにつかまって、本業が疎に・・・
若干考えを改めてパキパキ行きます(^-^)/
音声収録のバカチョン技(わざ)・・・仕掛けはこうだ! ある展示会で機材の説明員をやっていた時のこと。突然現れた客が私に質問した。「ドキュメンタリーの収音について教えて欲しい」彼はその話し方や風貌から中国人と見てとれた。『カメラに付いているマイクではよく音が録れない』 30分ほど接客の邪魔をしてくれたが、ブースに立ち寄ってくれた客の一人であるのに変わりがないので仕方がない、付き合ってあげた。 私はかなり念入りに「ある程度の機材がないと録れない」こと、マイクと音源の距離の問題等「被写体に近づかないと録れない」ことなどを教えた。 後日、ガンマイク、ワイアレスマイクを貸してあげることを約し、その場は分かれた。 その後、彼が撮った映画はベルリンと香港の映画祭で賞をとることになる*1。この映画の試写会に招かれ、試写を見た時に私は感動を覚えた。ワイアレスを駆使し、見事にオンマイクで収音されていた。素材の編集の仕方も斬新で見る者を飽きさせない創りであった。 一人の老人と介護の女性をローアングルで長回ししているのだが、ワイアレスマイクを被写体近くに仕込んであり、遠くからシュートしている。入力はオートで、歪み気味ではあったが、それがまた情感をそそる。レベルを揃えて綺麗に録るばかりが良いとは言えない好例であろう。
*1 第49回ベルリン国際映画祭ネットパック賞(最優秀アジア映画賞)、00年香港国際映画祭国際批評家連盟賞大賞受賞作品 を受賞する事になる。 →*1 第49回ベルリン国際映画祭ネットパック賞(最優秀アジア映画賞)、00年香港国際映画祭国際批評家連盟賞大賞受賞
*1 第49回ベルリン国際映画祭ネットパック賞(最優秀アジア映画賞)、00年香港国際映画祭国際批評家連盟賞大賞受賞作品 を受賞する事になる。 →*1 第49回ベルリン国際映画祭ネットパック賞(最優秀アジア映画賞)、00年香港国際映画祭国際批評家連盟賞大賞受賞
レレレッ!?線は繋がっているのになんで音が入っていないの?よくある失敗例ではあるが、レベル(音量)が適当でないと線(プロならケーブルと言おう)が繋がっていても音声は収録されない。何故ならレベルには高いレベルと低いレベルがあるからだ。そこで「レッスン8」カメラの音声入力の表示には「LINE」と「MIC」がある。「LINE」は音声レベルが高く、dB(デシベル。音の単位)ではプラス4dBであり、「MIC」は(Microphonの略でミクロ(マイクロ)のこと。すなわち小さいを意味する。マイクレベルはマイナス60dBである。カメラ又はミキサーの出力がLINE(+4dB)であれば、受け側のVTRのレベルもLINEにしなければならない。「MIC」出力したものを「LINE」で受けるとレベル不足で音が入らない。逆に「LINE」出力を「MIC」で受けると必ず歪む(音が割れる)。では、失敗をしないためにはどうしたらよいだろう?収録前には必ず一回録音(録画)して、更に再生してレベルが適当かヘッドホン(イヤホン)で確かめる。録画中は必ずイヤホンでモニターしながらカメラを回す癖をつける。失敗しない収録のためには常に確認が大事になる。
人間の耳は何で騒がしい場所で遠くから呼んでも聞こえるの?それはね・・・【カクテルパーティー効果】と言って耳に選択性を持っている。本当は騒がしくて聞こえないはずのパーティーの席上で、相手の口の動きを眼で追って「聞こえる気になっている」。人間も動物だから普段は気がつかないけど優れた能力を持っている証拠。ところがマイクロホンときたらあらゆる音を全て録ってしまう。そこで指向性のあるマイクの開発が進んだというわけだ。かといって指向性マイクが万能ではなく、魔法のマイクではない。やはり周囲雑音を全くなくすことは不可能。そこで「レッスン7」あくまでも画角(フレーム)に入いらなければ何をやってもよい。つまり、上から行こうが、下から行こうが音源に近づければよい。以前に外国の取材クルーがフィールド(外)取材で地面にナグラ(スイス製の高級テープレコーダ)を置き、ガンマイクを被写体から3メートル以上離れたところから狙っていた。『もっと詰めて録れよ!』とか思ったが、欧米人の考え方は日本人よりかなりラフだ。カメラの切り取る映像のフレームは人物を撮影する時、頭の上がかなり詰まって撮られる。指向性マイクで音録りするときは天(頭上)が空いているすれすれにマイクを近付けて録ることをお勧めする。時間のある時にカメラのモニターを覗いて、ギリギリの位置を確かめておくのも勉強になる。




