私は30歳で、以前はピザの食べ放題がセットにあるイタリアンレストランの正社員として働いておりました。
その際アルバイトの子達がやってくれた「そりゃあ無理あるだろう」という苦しい言い訳について紹介させていただきます。
アルバイトの大学生がした下手な言い訳は、店長に対してしたものでした。
アルバイトの大学生がした下手な言い訳
あれは秋ごろのことでした、店長が「面白いヤツが面接に来た!」とニコニコしながら履歴書を見せました。
「何より名前が渋い!」と何をすっとぼけた理由で採用してるんだと思いましたが確かに珍しい名前でギンジと言うなんともいぶし銀な名前が載っておりました、彼が主人公です。
そのギンジ君は店長のお気に入りになり店内でも特に目立つピザ窯の前で手投げのピザを焼き上げるポジションに入りました。正に花形でありましたがかなりプライドの高い面がありました。
そんな彼が生地の仕込みをしたところ分量を大きく間違えたようでドロッドロの生地を仕込みダメにしてしまいそれを隠すために排水溝に流してしまいました。
その結果生地は排水溝にたまりさらに水分を吸ってぶくぶくと膨れ、側溝の蓋を押し上げるまでに成長し大がかりな修理が必要になってしまいました。
それには流石の店長もギンジ君をこっぴどく叱りその日はそのまま頭を冷やせということで帰らせました。
しかし、その後一週間ほど彼はシフトに来ずさらに音信不通になってしまいます。その一週間後にやっと連絡がついた彼の電話口での言い訳がこちらです。
彼「すいません!彼女に監禁されてました!、携帯も取り上げられててどうしても連絡が取れなかったんです!」
いやそれは無理だろう、刑事事件じゃないか(笑)
店長「何言ってんだ君は、ミスしたこと気にしてるならちゃんと顔出してこい」
彼「いやいやいや!マジなんですって今病院にいるんですいませんまたかけます!」
そしてまた音信不通へ…
アルバイトの大学生が下手な言い訳をした結果
もちろん彼はクビになり店長はオーナーにも他のスタッフにも「もうちょっと人を見る目を持ってください、採用理由があれだとこんなのしか来ない!」とツッコミを受けてしまいます。
そして制服やらの諸々も持ち去ったままだったので余りにも不義なギンジ君には「給料なんか渡せるか!」と店長の逆鱗に触れ最終月の分の給料を振り込まず連絡を取らせるように仕向けました。
契約時にもバックレてそのままフェードアウトする人間が多かったので備品すべてを会社に返却したら退職の月の給料を振り込むと明記しております。
そして数か月が立った春になるかという頃にギンジ君から着払いで制服や備品が送り付けてきました。
その際の手紙の中には
「労働基準法 第2章 労働契約(金品の返還)
第23条 使用者は、労働者の死亡又は退職の場合において、権利者の請求があつた場合においては、7日以内に賃金を支払い、積立金、保証金、貯蓄金その他名称の如何を問わず、労働者の権利に属する金品を返還しなければならない。」
淡々と支払いの義務があると六法全書そのままの文章が書きなぐるようにして書き綴られていました。私たちは改めて店長に「もっと人を見る目は鍛えていきましょう?」と苦笑いのまま言いました。
そんな彼は弁護士の卵です、私たちは「仮にうまいこと弁護士になっていたとしても裁判沙汰になったらギンジの名前だけは絶対に信用しないし忘れない」と誓い、その日もまたピザ生地を練ってお客様に提供していきました。
言い訳についてのアドバイス
突飛だったら信用されるなんてことは無いです、言い訳をするほどのミスをしてしまったら自分を擁護する言葉を考えるより状況を正確に、そして自分が相手の立場だったとき信じられる言葉を伝えましょう。
もしどうしても相手に嫌われたくないとするならすべてフィクションの言い訳をたてるより状況から信ぴょう性のある言葉を選んでください。
まったくの作り話ではなく本当のことを混ぜながら言うと相手にとっても信じられると思います。
嫌われたくない、人間関係を円滑にしたいとどうしても言い訳が必要な場合はあると思います。そのときはどうか相手の目を見て誠意が伝わる言葉を選んでください。




