KTX欠陥工事:枕木亀裂、しみ込んだ水が原因

Chosun Online 朝鮮日報 2009.6.19

http://www.chosunonline.com/news/20090619000027


 韓国高速鉄道(KTX)の京釜線第2期区間(東大邱-釜山間)のコンクリート製枕木に亀裂が見つかった問題で、官民合同調査団は18日、最終報告書を国土海洋部に提出した。その中で、枕木と締結装置をつなぐ埋め立て栓と呼ばれる部品の内部にある吸水性スポンジにしみ込んだ水が冬に凍結したことが原因との最終結論を示した。



 調査によると、プラスチックの筒状の埋め立て栓には不適切なスポンジが使われていた。このため、しみ込んだ水が凍結し、体積が膨張した氷圧により亀裂が生じたという。



 今回の発表は今年4月8日の中間調査結果で示された暫定的な結論と同じ内容で、調査団は補強実験、外部諮問団会議などを経て、最終報告書をまとめた。調査団長を務めた漢陽大工学部の金修三(キム・スサム)教授は「サンプル調査の結果、しみ込んだ水が40ミリ以上ある場合、亀裂が発生する可能性があった。これまでに341本の枕木から亀裂が見つかった」と説明した。



 調査団は今回の最終報告書で、枕木の補修・補強法と予想費用を提示した。補修、補強対策としては、亀裂が見つかった枕木の亀裂部分を除去し、既存のコンクリートより強度に優れたエポキシ特殊コンクリートを詰め、鉄製の埋め立て栓を設置するとしている。



 また、亀裂が見つかっていない枕木約15万本については、問題となった吸水性スポンジを除去し、グリースで補強することにした。これにより、枕木の全面交換は行われない見通しとなった。



 国土海洋部の李勝鎬(イ・スンホ)鉄道政策官は「今回の枕木補修、補強にかかる費用は11億ウォン(約8400万円)程度で、施工業者が負担する予定だ。未開通の状態で作業を行うため、予定通り2010年12月までの完工が見込める」と述べた。KTX京釜線は2004年4月にソウル-東大邱間のみを高速運転とし、東大邱-釜山間を在来線乗り入れとする形で暫定開業していた。




予想というよりは、開業後に事故が発生するのは確実かと思われます。

行き当たりばったりの工事・補修。

事故が起こった頃には、この施工業者は解体して逃げているんだろうね。


東北新幹線の青森駅開業が2010年12月。

それに対抗意識を燃やしているという話もありますが

あの国は、安全・乗客の生命<国の面子の方が大切なんでしょうね。