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今の日本で、「生まれがたい人間に生まれてよかった」と人間に生まれたことに感謝している人はどれほどいるでしょうか?
もし地球上の生物の生まれる確率がどれも同じだとしたら、何に生まれる可能性が一番高いでしょう?
答えは、たぶん【ばい菌】です。
1人の人間の腸内だけで100兆個以上の細菌が存在しています。
細菌は、腸内だけでなく地面の中とかそこらじゅう無数にいます。
細菌1つ1つにそれぞれ命があるわけですから、少なくとも人間よりばい菌に生まれる確率は、100兆倍以上あります。
そう考えると、人間に生まれたことは奇跡的だと言えます。
しかし、自分はもう人間に生まれていることを既に知っているので、
「あ~、ばい菌に生まれなくてよかった」
と思うこともなく、人間であることが当たり前になっています。
そのため、奇跡的に人間に生まれたことへ感謝する気持ちが湧きません。
人間が他の生物と大きく違うところは「自我」があることです。
「われ思う、ゆえに我あり」の我(私)を自覚できるのが人間です。
犬にも感情がある(特に可愛がってもらうことに関して)と思いますが、自意識や自我に相当するものは、多分ないでしょう。
「僕はどうして犬なんだろう?」
と犬は考えることができないと思われます(あくまで推測ですが・・・)
つまり、自意識や自我を失くした状態は、人間らしくないです。
例えば、ボケてしまった場合です。
自分が誰かもわからない・・・
そうなってしまえば、【死】も判らなくなって、死ぬのが怖い気持ちも無くなり、ある意味幸せの身と言えますが、人間以外の生物と同じです。
人間として生まれて、いつかは自分も死ぬことを知ってしまった。
苦しいことや嫌なことも多い人生だけど、
それでも自我のある人間に奇跡的な確率で生まれて本当に良かった・・・
人間として生きる意味、生きる目的は、
人間に生まれてよかったと思える【本当の】幸せの身になることです。
死んだらすべてが終わるのですから、
ほとんどの物事は、あってもなくても、続けても無意味になります。
死んだらどうなるのだろう?
死ぬのが怖いという暗い気持ち(後生の一大事)を生きている間に解決することが、人生最優先の課題です。
これは、何をおいても必ず成すべきことであり、これ以外の問題は大して重要でないことを知っておくべきでしょう。
人間に生まれて本当によかった
という感謝の気持ちに日々満ち溢れることができたなら
【後生の一大事】の解決です。
これが、ゆるがない【本当の】幸せです。
この幸せの身になるために、人間は生まれてきた(生きている)と言えます。

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