海外に出ないと生きていけない!
その強迫観念が俺を突き動かしていた。
俺はいま技能を身につけようと必死にがんばっている。
だがその技能は日本国内では需要が低い。
自営業としてあるいは会社として独立できるようなタイプの技能だが、それだけでは食っていけない。
やはり日本にいる限り未来はないだろう。
俺はそう思って英語の勉強を始めることにした。
だが、一番の問題はどうやって勉強をすればいいかということだ。
俺は欧米人の顧客と会ったことがあるが、このときにはほとんどまともに会話すらできなかった。
中高でしっかりとした英語を勉強したはずだったが、実際に俺には英語がほとんど聞き取れなかったし、口をついて出てきたのは中学一年生レベルの英語だけ。
つまり英語を勉強したはずなのに殆ど身についていなかったんだ。
俺は驚愕した。
これではまともに外国人とのやりとりすらできないだろう。
幸いにしていまの勤め先には外国人との会話ができる社員がいる。
彼に頼っていればいいのだが、それだけでは無駄においるだけだ。
それに日本では給料が低い上、そもそも社会保障だって、俺みたいな技能だけの低収入な人間には厳しいものになっている。
いまやるべきことは、俺のような人間を受け入れてくれる国を探すことだった。
俺が必死に国を探した。
わかる範囲内で英語を駆使して、どの国がどういった技能者が不足していて、自分にあった国はどこかを探した。
それでわかったのが、オーストラリアやニュージーランドやカナダといった国々だ。
俺は鍼灸師をしている。
鍼灸師の仕事は日本には確かにあるが、ありすぎて都市部では競争過多だ。
だが海外は違う。
鍼灸師が不足していて、需要に対して店舗数が少ないというのだ。
それに所得でも海外は日本より多い国が意外とある。
これはイケる。
そう思った。
そして俺は英語の勉強を始めたのだが、問題が発生した。
まともに効率よく勉強する方法がわからなかったのだ。
俺はとにかく学校でもらった教材を押し入れから引っ張り出して、中高時代の予習復習から入ることにした。
だが、結局すぐ頭打ちになった。
というのも、学校で勉強したことは、結局ネット上での会話すらままらなないレベルでしかなかったとわかったからだ。
インターネットで外国の文章を見ようとすると、文法が違っていた。
いままで学校で習ってきた綺麗な英語ではなく、どちらかというと日本語でいうところの話し言葉なんだろう。
単語を省略したり語順を入れ替えたり、とにかく正式な文法とは違っている。
これが話し言葉だ。
俺は覚悟した。
これがわからなければ、海外に出て行くことはおろか、日本にきた外国人との会話すら不可能になる。
勉強が重要だ。
だが、学校の勉強のようなやり方はだめだ。
もっと別の、効率的な方法がいい。
俺は同僚の、例の英語を話せるやつに聞いてみた。
効率的な勉強方法はないか、と。
それで帰ってきたのが、彼自身が勉強に使ったというeラーニングというものだった。
これはモバイルを使うことでも学べるから、トイレとかちょっとした休憩時間にも勉強ができるし、ダウンロードできるコンテンツが沢山あるから、自宅学習もはかどるという。
それに教科書的な英語ではなく、どちらかというと本場の英語を学ぶことができるということで、外国人との会話でも困惑することなく使いこなすことができるということだった。
俺は感涙した。
これなら、おそらくは最高の勉強ができるはずだ。
語学学習として、俺が必要としているのはまさにネイティブのそれであり、このeラーニングはそうしたネイティブに近づく一番いい方法じゃないか。
俺は勉強を始めた。
eラーニングを使って。
まだまだ完全な理解にはほど遠いが、Youtubeなどにある動画の一部の英語に関しては、聞き取れるようになってきた。
これが完璧にわかるようになったとき、俺は鍼灸師として海外で活躍できるようになるだろう。
少しずつ、だが確実にわかってきている。
これが快感だ。
わかるということが、最高に嬉しい。
eラーニング。
手放せない最良の友。
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「中学2年程度の英語力があれば充分英語は話せます。」
同時通訳のプロフェッショナル『ドクター木下』