今日はハノイで昼食。 | ザクロえびのケセラセラ

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ベトナムで三年間日本語教師従事後帰国、
2017年に20歳離れた年上の日本人の旦那様と結婚し、
ドタバタ結婚生活が始まる。
心の成長を目指す ザクえび の徒然日記。

本日のお昼は、ここハノイで。
なぜかというと、VISAの申請のため。昨夜急遽、本日のハノイ行きが決まったのだ。
美人総務課のトゥイさんと、笑顔がかわいい会社専属運転手ロイさん。それと、最近入社したばかりの思慮深いお姉さんのヒグチさん、笑顔がさわやかなスポーツマン、アサカワさん、そして、広末のわたし。なんて。

ロイさんは、始めの頃は、つたない日本語で、わたしのことを好きだとかいっていたのに、もう、今は優しく、きれいなヒグチさんにべったり。鞍換えされてしまった。
それは置いといて…、

この5人で会社自慢の黒光りしたトヨタのSUV車に乗り、トゥイさんが持ってきたグミとおせんべいとパンと、わたしが買って来たふかしイモ(近くの路上でおばちゃんが売っていた。1キロ2万dは約100円)を抱えて、いざ出発。
事務的作業をしに行くとしても、なんだか、海へ出掛けるような楽しい雰囲気。
優しいイモの香りが車の中に広がる。車のスピーカーからは、笛の音がピーヒャラ聞こえてくる。ロイさんのお気に入りのベトナム歌謡曲だ。若者がそろったんだからもう少しPOPな曲が聞きたいなぁ。
トゥイさんも「古くさい。」と叱っした。しかし、車の中は運転手様が一番でございます。ロイさまの好きなものをお聞き下さい。
2時間かけて、大使館へ到着。※なんだかんだで、昼の今に至る。
(※在職証明書と日本語教師養成講座卒業書に公的な判子がないと、受理してくれない模様。こりゃ、VISA申請まで、また時間がかかりそうだ。。。)
大使館をあとにする。
う~ん。日差しが強過ぎ。
トゥイさんはベトナムで良く見かける日焼け防止の花柄の薄いパーカーに帽子、マスクとサングラスをかけて、完全防備。(このパーカー日本でも人気出そう。)
トゥイさんだけでなく、夏はベトナムの女性は全員この格好。
ベトナムといえば、Tシャツ短パンで素肌露出という南国のイメージがあったけど、違った。
ベトナム人にとって、色白は美人の条件。焼けるなんてありえない~。と言う感じ。
それから、みんな「肌の病気になるよ。」と、わたし達に完全防備を勧めてくれる。
確かに、ベトナムの紫外線は日本の5倍と聞くし、この日差しの強さ、いや、痛さは、薄手の羽織がほしくなる。

さて、今日の昼ご飯は大使館の近くのASIANカフェ。店の中にはレプリカの桜の木があって、台に上って座って、食事ができる。
英語の音楽も流れ、おしゃれな店だ。
「何を食べようか。」「ふかしイモも食べたし…。」「大丈夫。食べられるわよ。」
美人総務課にまかせてコムザンを注文した。
出て来た料理は、いつもコムザンとだいぶちがう。白いおおきなお皿に、丘のように盛ってあり、丘の上にちょんっと、パセリが乗っていた。しゃれおつ!
トマトときゅうりも薄く切ってあって、お皿の上でアートしてある。日本の喫茶店みたい。そして、お値段もわたしの住んでいるHD町の約4倍。味は特別美味しい訳じゃないけれど、ロイくんが「どういたしまして。」と言いいながら、アイスティーを渡してくれたり、(この場合は「どうぞ。」が正解。)
つたないベトナム語と日本語でのおしゃべりで笑えたから、そんなこと気にならない。
ハノイマジックだ。


日本の交通規則がありえないほど真面目だと感じるベトナムの交通事情。
人の距離も近いけど、バイクの距離も車の距離も近過ぎ。。。
交通事故多発のお国で、今日はわれわれが巻き込まれた。
片道2車線の道路を、われわれSUVの車と隣トラックの間を無理矢理、セダンが入って来た。
それで、ゴツン。やっちゃった。
セダンが前で止まり、中から、ぼうず頭のおっちゃんがでてきて、ベトナム語でまくしたててきた。
笑顔のかわいいロイくんも負けじと反発。お互い車の写真を取り合い、どこかへ電話したり、険悪ムード。私たちも相手のナンバーを控えたりして、車の中で成り行きを見守っていた。
どう考えても相手がわるいんだけど、SUVとセダンの体当たりじゃ、セダンのダメージの方が大きい。後部座席のドアの部分がメコッとへこんでしまっていた。
相手もただじゃ終わらせない気で、運転席に乗って来たり、我々の車から離れようとしない。
優しいロイくんもたまらなくなって、大きな声を張り上げたりした。
そんな中、面白い事も起きた。通り過ぎた車が急にバックしてきて、中から人がおりて来た。若いおにいちゃんで、へらへら笑っている。「あのぼうずおじちゃんの息子かな?」なんて思っていたら、わたし達の様子を一通りみると、またへらへらしながら車で去って行った。なんだ、ただの野次馬かよ。私たちは、ぷぷーっと吹いてしまった。
そんなこんなで30分たって、美人総務課のトゥイさんが財布から25万d(約1250円)を出した。どうやら決着がついたようだ。なんでもお金になるベトナム。
あちらは、何か貰えるまでひたすらしつこく迫る。こちらはできるだけ安く済ませるようにしつこく交渉する。
正義を貫き通すよりも時間をお金で解決したほうが早く賢い感じだ。日本ではどう思うだろう。