先日、GC-MSちゃんを誘ってレディースデーに行ってきました。
アニメの映画を見るのは「ハウルの動く城」以来。
あれもよかったですね。
二回見に行ってしまったくらい。
ジブリ大好きです。
今回はジブリではなく国語の教科書に載っている話なんですけど。
狼と山羊の友情。
かわいくて切ないという印象でした。
うん、しかし突っ込みどころ満載。
自分が大人だからゆがんだ見方しかできないと思うのですが、
なんか友情というよりは世間から祝福されないカップルのかけおち物語のように感じました。
個人的な感想ですがね。
まだみてなくて、これから見るからストーリーを知りたくないという人はこの先読まないでください。
狼も山羊も両方オスなんですけど、
はらぺこの狼を前に何の警戒心もなくおしりをふりふり誘惑する山羊はほんま、世間で言う
「小悪魔」そのもの。
理性のない狼ならその場で食って掛かってたろうに。
疑いというのを持たないのも罪ですよ。
自分の身は自分で守れ。ある程度。
ていうかね、おしりふりふりのみのシーンが5分くらいあった。
これでもかっていうくらい画面いっぱいの尻。
もうむふ~ん。の世界ですよ。
山羊のお尻見つめながら本能と葛藤する狼とか、満員電車で女子高生と密着してむらむらしているサラリーマンと何の違いがあろうか。
まさにそんなシーンでした。
よくぞ理性をなくした男を「狼」、いたいけな小娘を「子羊(まぁここでは山羊だけど)」と形容したものだ。
結局山羊は群れから追放され、狼は仲間に追われることになり二人で入水心中(死ぬつもりはなく生きて会おうね、見たいな感じ。不覚にも泣いてしまった)のようなものをするんですが・・・
山羊はもちろん植物しか食べない。
狼は肉食。
これは人間みたいな雑食動物のように宗教上の理由やら何やらで解決する問題ではなく、
彼らの体の構造上しかたのないことなのです。
持っている酵素が違うとかね。
生態系レベルでの話にもなる。
ここでは山羊は狼のえさなのですよ。
だから彼らは友達になることを許されず、群れを離れることになった。
切ないです。
悲しいです。
世間体によって引き裂かれる友情。
しかし、種を超える友情がそこにはあった。
だから二人で何もかもを捨て、
そう、家族、友人、生まれ育った場所、すべてを捨てて二人(二匹)幸せに暮らせる緑の森を目指したのです。
しかし草食動物と肉食動物では生活スタイルが違うわけですよ。
だけど狼(ガブ)は山羊(メイ)を気遣って彼の前では絶対狩をしない。
メイが寝てから小さなネズミ2.3匹とってなんとか生き延びていた。
なんて相手想いな狼!
しかしだ、ここでもメイの小悪魔っぷりが炸裂。
こんだけ気を遣っているガブに対してメイは
「殺しとかするなんて超気ぃ悪い」発言。
いやいやいやいや!
それガブに「死ね」って言ってるようなもんやがな!
それでもガブはあんまり文句言わない。
俺も草が食えたらなぁ・・・と思う始末。
しかもメイはガブに比べて運動神経も体力もないからここまで来るのにかなりガブに助けられている。
何様だ。
さらに雪山で食料がなく餓死寸前の時にメイが
「僕を食べて生き延びて(このときガブは数日のまず食わずでも耐えていた)」と。
もちろんガブにそんなことできるはずないじゃんよう!
ここでメイを食ったら彼の今までの我慢はすべて意味をなさなくなる。
よくそんなことがいえたもんだ。
全体的にはいいお話でしたが、
どうもわがまま女(メイ)と献身的な男(ガブ)の駆け落ちストーリー、めでたしめでたし。
と受け取った方が私的には納得の行く映画でした。
世界の縮図がそこにはあった・・・