宇宙世紀兵器回想録UC0001~0084

宇宙世紀兵器回想録UC0001~0084

宇宙世紀130年に一年戦争終結50周年を記念して出版された、ウォルター・E・ベルンシュタイン著「宇宙世紀兵器回想録」の一部を抜粋したものです。
※プラモデル製作のサポート、マイナーな機体の情報存続を目的としています。

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諸元
型式番号MS-07?
英語名GOUF Africa Garrison
所属ジオン公国軍
開発ジオン公国軍?
生産ジオン公国軍?
生産形態現地改修機?
開発年U.C.0079
退役年不明
全長不明
頭頂高不明
本体重量不明
全備重量不明
装甲材質超硬スチール合金?
原動機不明
出力不明
推力不明
センサー有効範囲不明
最高速度不明
武装不明
乗員数1名?
搭乗者ジオン公国軍兵士
登場作品HOW TO BUILD GUNDAM 2
参考作品HOW TO BUILD GUNDAM 2


解説


 本機はジオン独立戦争中に公国軍が投入したMS-07のバリエーション機である。


 アフリカ戦線の駐屯地所属機であるとされるが、詳細な部隊名や大戦中の動向等はわかっていない。アフリカ方面に展開していた公国軍の部隊は大戦末期までMS-06Dを運用するケースが其処彼処で見られたが、この駐屯地の部隊はMS-07系やMS-09系を多く運用しており、比較的優遇された部隊であった事がわかる。


 機体の詳細に関しても例の如く不明である。バックパックを中心的に改修した様だが、こういった現地改修機の類は実機でもない限り全容を知る事は難しい。


(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~巨星の威光MS-07~ より抜粋)



メタ


 HOW TO BUILD GUNDAM 2の砂漠駐屯地のジオラマのバーニアが付いてない方のグフ。モデラーさん界隈ではお馴染みの機体だろう。無論公式の機体ではないが、その辺のマイナーな公式機より人気がありそうだ。







諸元
型式番号MS-07V?
英語名GOUF TANK
所属ジオン公国軍?
開発ジオン公国軍?
生産ジオン公国軍?
生産形態現地改修機?
開発年U.C.0079?
退役年不明
全長不明
頭頂高不明
本体重量不明
全備重量不明
装甲材質超硬スチール合金?
原動機不明
出力不明
推力不明
センサー有効範囲不明
最高速度不明
武装5連装75㎜マシンガン×2
3連装50㎜マシンガン×1
乗員数1名
搭乗者ジオン公国軍兵士?
登場作品機動戦士ガンダム トゥルーオデッセイ 〜失われしGの伝説〜
参考作品機動戦士ガンダム トゥルーオデッセイ 〜失われしGの伝説〜


解説


 本機はジオン独立戦争中にジオン公国軍が投入したMS-07のバリエーション機である。


 画像としての記録が残っているのみで、配備・運用記録は一切残っていない。何らかの原因で下半身が破壊されたMS-07を現地改修したものと思われるが、同じ再利用機であるMS-06Vと比較して作業用機材は一切装備していない事から、戦闘用の機体であった可能性が高い。


 マゼラ・ベースの左右前部には、MS-07両肩部のショルダースパイクが装着されていたが、用途は不明である。搭乗者の好みなど、装飾的な意味合いが強かったものと思われる。


(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~巨星の威光MS-07~ より抜粋)



メタ


 ガンダムトゥルーオデッセイに登場した機体。同作オリジナルで完全に公式ではないし、そもそも同作の世界観は宇宙世紀ではない(笑)。が、敢えてあたかもジオン機であるかの様に紹介している。型式番号も存在しない。管理人の趣味なのでご理解頂きたい。








諸元
型式番号不明
英語名BALL Painting Type ab Painting Use
所属ab塗装
開発不明
生産不明
生産形態不明
開発年不明
退役年軍用機ではない
全長不明
頭頂高不明
本体重量不明
全備重量不明
装甲材質不明
原動機不明
出力不明
推力不明
センサー有効範囲不明
最高速度不明
武装なし
乗員数1名
搭乗者ニド
ユマ
登場作品機動戦士ガンダム WAGONSALE
参考作品機動戦士ガンダム WAGONSALE


解説

 

 本機はRB-79 ボールを塗装用に改良した機体である。連邦軍機の払い下げなのか、或いは製造時から民間仕様であったのかはわかっていない。

 U.C.0080頃にスペースコロニーの復旧作業に従事していたab塗装で2機が運用されていた事が確認されており、終戦を知らないまま漂流していた公国軍兵士の中破したMS-06とトラブルを起こしている。

(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 (~物量戦術の要RB-79~ より抜粋)


メタ


 サイバーコミックス1号に掲載されていた「ワゴンセール」に登場した機体。近年では同誌自体が半ば同人誌的な扱いな為、公式度はかなり低い。ネットに情報が無さすぎるので広まってくれたらありがたい。









諸元
型式番号不明
英語名Ball Prototype Working Space Pod
所属不明(コロニー公社或いは民間企業?)
開発不明
生産不明
生産形態不明
開発年不明
退役年軍用機ではない
全長不明
頭頂高不明
本体重量不明
全備重量不明
装甲材質不明
原動機不明
出力不明
推力不明
センサー有効範囲不明
最高速度不明
武装不明
乗員数1名?
搭乗者不明
登場作品MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集
参考作品MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集


解説


 本機はジオン独立戦争中に地球連邦軍が投入したのRB-79の原型と思われる機体で、宇宙世紀最初期に作業用として用いられていた宙間作業用ポッドである。


 記録ではコロニー建設に用いられたとされている。その為、コロニー公社の所属機であった可能性が高い。また、現存する画像で確認できる形状から、SP-W03RX-76の中間的機体であると推測される。もっとも、これが事実ならば独立戦争中に開発されたRB-79の機体の大部分は、宇宙世紀のかなり初期から完成されていた事になる。


(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~物量戦術の要RB-79~ より抜粋)



メタ


 MSERAでコロニーを建設していた砲なしボール。公式度的には微妙なライン。そもそも描いた本人達でさえ存在を忘れているだろう。取り敢えず可愛い。





















諸元
型式番号MA-05Ad
英語名BIG-RANG
所属ジオン公国軍
開発ジオン公国技術本部
生産ジオン公国軍?
生産形態試作機?
開発年U.C.0079
退役年U.C.0080?
全長138.0m
頭頂高203.0m
本体重量12,000t
全備重量17,900t
装甲材質超硬スチール合金
原動機不明
出力不明
推力4,600t
センサー有効範囲不明
最高速度不明
武装大出力メガ粒子砲×1
ミサイル・ランチャー×8
ガトリング砲×2
ビーム撹乱幕発射筒×4
3連装大型対(宇宙)艦ミサイル×2
乗員数1名
搭乗者オリヴァー・マイ技術中尉
登場作品機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-
参考作品機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-


解説

 

 本機はジオン独立戦争中に公国軍が投入したMA-05のバリエーション機である。

 宇宙世紀史上最大規模の宙間戦闘であるア・バオア・クー攻防戦は、連邦・公国共に互いの持てる戦力を惜しげなく投入した為、多種多様な兵器が入り混じったカオスな戦場が形成されていた。その中でも特に異彩を放っていたのが、当時Eフィールドの防衛に従事していたこのMA-05Adである。

  本機が異様な機体として後世まで語り継がれる事になったのも、その巨大すぎる機体サイズ故であるが、これは本機が機動前線橋頭堡(モビル・フロントヘッド)というコンセプトの下に開発された事に起因している。機動前線橋頭堡とは、端的にいえば補給・修理能力と重装甲を持つ機動兵器の事で、大戦末期の公国軍でのみ確認される特殊な兵器として知られている。

 その特殊さ故に機体構成も複雑で、制御ユニットとして搭載されたMA-05、重装甲で守られたADユニット(Ad=Ammunition Depot・可搬補給廠)、同じく重装甲で覆われた弩級装甲ブースター(一説には耐ビームコーティングも施されていたと言われる)の3つで構成されていた。これは、「弩級装甲ブースターで最前線へと突入しMA-05での自衛や攻撃、Adユニットで味方機への補給又は修理を行なう」という野心的な運用を狙っていた為である。

 ここまでだと一見、理想的な戦闘支援型モビルアーマーに見える本機だが、その実態は大戦末期の混乱の中で、中断・放棄された複数のプロジェクトを技術本部が繋ぎ合わせて開発した急造兵器であった。その中核となった物が前述したAdユニットである。

 元々、同ユニットは計画初期段階において、わずかな武装のみを装備する重装甲の前線用補給拠点として考えられていた。もっともこの時点でのAdは前線橋頭堡(フロントヘッド)と呼ばれ、補給修理能力こそ持つものの自走能力は無かった為に解決手段が模索された。そこで、急激な戦線の後退により、月面からの大重量物資輸送用として4基のみの建造でストップしていた弩級装甲ブースターが流用されることとなった。

 この機材は当初、地球からの打ち上げ用として開発されていた物で、一般的な打ち上げ用ブースターの脆弱性が解消されていた。詳しく言えば、対ビーム防御能力を持つ重装甲と大重量化した本体を軌道上まで到達させる大出力熱核ロケットを有していた。これにより、上昇中にビーム・ライフルなどで狙撃されても、破壊されずに衛星軌道に到達できたといわれる。しかも、推進剤には重元素が採用されており、艦艇級のサイズを持つAdに十分な機動性を付与できると考えられた。

 余談ではあるが、デラーズ紛争期にはこのADユニットとブースターのみで構成されたモビルアーマー、ラングが投入されたとする説もある。もっともこれは、MA-05Adの様な高度な制御ユニットを有しておらず、前線橋頭堡と言うよりは巨大な突撃コンテナ的意味合いが強い機体であった。

 話を戻し、最後にAdと弩級装甲ブースターの制御ユニット兼火カプラットホームに選ばれた機動兵器が、MIP社が開発したMA-05である。生産ラインにあった後期型の6号機が改造され本機へと転用されたとされる。

 こうして機体を構成する各ユニットが選択され弩級装甲ブースターを中心に、複数のAdユニットがスカート状に繋ぎ合わされていった。本来であれば、混戦を強いられる大戦末期の最前線で戦うという特性上、補給・修理を受ける味方機が進入する方向も含め、Adユニットは全方位を装甲防御可能とするべきだった。このため動的装甲システムが搭載されるはずだったが、このシステムはア・バオア・クー戦には間に合わず、本機は未完成のまま投入されることとなった。


 本機について特筆すべき事として挙げられるのは、なんと言っても12月からの開始と言う開発期間の短さだ。民間企業や軍内の研究機関など、各開発部門で進められていた各種兵器開発計画が大戦末期の混乱で頓挫する中、技術本部は驚くべき事に数日から1週間で前線に送り出せる物をピックアップしたのだ。Adユニットや弩級装甲ブースターもこうして選ばれた機材であった。秘密兵器のなり損ないに過ぎなかった「瓦礫の山」から、短期間の内に実用的な巨大モビルアーマーを作り上げた当時の公国の底力は驚愕に値する。


 こうして一応の完成を見た本機は、カスペン戦闘大隊に編入され、ア・バオア・クー方面に展開していた第603技術試験隊に配備される事となった。これは、同部隊が駆逐モビルポッドであるMP-02Aを多数運用していた事に起因する。詳しく言えば、本機は元々モビルスーツに対する補給修理機能を付与する予定だったが、戦局の悪化から同じく急造兵器であるMP-02Aのバックアップに特化する様に機能が変更されたと言う事である。学徒兵が粗悪な急造兵器で前線を張るという事に流石の上層部も思うところがあったのだろう。もっとも、これは表向きな理由で、この様な試験隊上がりの特別編成部隊に本機が配備された事実を、技術本部が本機に何らかの技術的不安を抱えていた事による、半ば押し付ける形での配備であったとする見方もある。


 試験隊は、ア・バオア・クー戦が始まる直前に本機を受領したが、指揮系統の混乱のためか、ついに正規のパイロットは到着しなかった。そのため、乗員には総帥府から同隊に派遣されていたモニク・キャディラック特務大尉が予定されていたが、彼女が(弟のエルヴィン・キャディラック曹長が戦死したショックによる)戦闘神経症により任務遂行不可能と判断されたため、検分で本機に乗り込んでいたオリヴァー・マイ技術中尉が急遽テスト・パイロットに任命される。


 しかし、調整に手間取ったビグ·ラングは、Eフィールドに向かう艦隊に同行できず、後から合流することになった。Eフィールドに到着した試験支援艦ヨーツンヘイム(第603技術試験隊母艦)は、敵の予測進路を高速で横切り、そこに全力散布フレームを使ってMP-02A部隊を展開しようとしていた。巡洋艦ですら危険な任務を鈍重な連絡貨客船が行なおうというのである。友軍艦艇が次々と沈んでいく中、ヨーツンヘイムは敵前衛艦隊の中央突破に成功。背後からのMP-02Aの一斉攻撃で、敵前衛は甚大な被害を出した。


 しかし、その直後、敵に追い詰められたヨーツンヘイムは、絶体絶命の窮地に立たされた。初弾こそかわしたものの、クルーの誰もが諦めかけた瞬間、強力なビーム砲が連邦軍の艦隊をなで切りにする。遅れて到着した本機の大型メガ粒子砲による掃射であった。マイ中尉はヨーツンヘイムが退避した事を確認すると、MP-02Aが展開している戦闘宙域に進出した。敵に取り囲まれ始めたMP-02A部隊のために、自らをもって橋頭堡を形成したのである。ビーム攪乱膜を展開し、強力なメガ粒子砲でマゼラン級戦艦をも撃沈した本機に威圧され、連邦軍は一時退却した。こうして稼いだ貴重な時間を使い、本機は、生き残ったMP-02Aに補給、修理を施して、彼らを戦線に復帰させた。


 このように、本機は期待通りの働きを見せてEフィールドの維持に大きな役割を果たしただけでなく、「最前線での弾薬供給の可能性」が有効であることを証明した。また、実戦での戦闘力の高さも証明している。MA-05としての武装の他に、本機はAdユニットのアーマー上に2基の3連装対艦ミサイルを搭載している。後方の死角をカバーする緊急用の装備であるが、これを使って2隻のサラミス級巡洋艦を撃沈している。


 マイ技術中尉は「本来MA-05は加速性能を活かしての戦闘を得意とするモビルアーマーである」と記録に残しているが、本機は自らに敵の攻撃が集中する橋頭堡としても、持ち前の火力が役に立つことを証明できた。機動性が失われても、ビーム攪乱膜によって被弾率が低下している状況ならば、敵が向かって来てくれる限り、MA-05の攻撃力は健在なのである。


 停戦命令後、散発的な小競り合いから発生した局地戦で、本機は弱点である下部後方から攻撃を受け、撃墜された。しかし、カスペン戦闘大隊の残余部隊は、本機を中心に最後の粘りを見せて、Eフィールドを守り抜き、友軍艦隊の脱出を成功させた。マイ技術中尉も爆発した本機からの脱出に成功し、ヨーツンヘイムに帰還している。こうして彼は、第603技術試験隊で生き残った、数少ないテスト・パイロットの一人となったのである。


 結果的に本機は、急遽パイロットに任命されたマイ技術中尉の技術的見識の広さもあり、当初上層部が期待した以上の効果を発揮する事になった。しかし、この様な橋頭堡としての意味合いの強い艦艇クラスの巨大決戦兵器は、ジオン独立戦争と言う一大戦争下であったからこそ投入された物であり、以後の紛争・抗争において同じコンセプト/規模を誇る兵器の投入は確認されていない。


(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~不遇の最良傑作機MA-05~ より抜粋)


メタ


 イグルーの悲しきラスボス。マイ中尉の技術屋魂と機体の特殊性がたまたまマッチし、なんちゃって「赤い彗星」になってしまった。何個かの資料に「赤き鬼神」っていう記載があるが、異名なのかどうかはわからない。0083リベリオンでビグロなしコンテナタイプの"ラング "が登場しているのでそちらも近いうちに投稿します。








諸元
型式番号MS-06?
英語名ZAKU Ⅱ 
所属ジオン公国軍
開発ジオン公国軍?
生産ジオン公国軍?
生産形態量産機?
開発年U.C.0079?
退役年不明
全長不明
頭頂高不明
本体重量不明
全備重量不明
装甲材質不明
原動機不明
出力不明
推力不明
センサー有効範囲不明
最高速度不明
武装ヒート・サーベル
脚部3連装ミサイルポッド改修型
乗員数1名?
搭乗者ジオン公国軍兵士?
登場作品HOW TO BUILD GUNDAM
参考作品HOW TO BUILD GUNDAM


解説


 本機はジオン独立戦争中にジオン公国軍が投入したMS-06の砂漠戦仕様機である。


 資料としての知名度は高いが、配備記録や戦闘記録が一切残っていない謎多き機体である。生産時期に関しては、MS-09の物に酷似したヒート・サーベルを装備している事から、同機の配備以降である可能性が高い。武装面では、後のMS-14の物に近い楕円状のシールドや、改修型の3連装ミサイルポッドといった独自の物が目立つ。あまりに情報が少ないことから、MS-06DMS-09Gの数が足りていない部隊が数合わせ的に生み出した現地改修機で、軍が正式に製造した派生機ではないと思われる。


(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~ジオニックの奇跡MS-06~ より抜粋)



メタ


 HOW TO BUILD GUNDAMに登場した機体。あくまで模型作例なので公式の機体という訳ではなさそうだが、謎に知名度が高いしその内ロボ魂なんかに登場してもおかしくない。もし実現したらガチプラモ世代のおっさんは発狂するだろう。同誌はガンプラブームやMSV展開の火付け役であり、何十年も経った現在でも凄い存在感を放っている。







諸元
型式番号SP-W03?
英語名Space Pod Earth Federation Force Specification
所属地球連邦軍
開発不明
生産地球連邦軍?
生産形態量産機?
開発年不明
退役年不明
全長不明
頭頂高不明
本体重量不明
全備重量不明
装甲材質不明
原動機不明
出力不明
推力不明
センサー有効範囲不明
最高速度不明
武装なし
乗員数1名
搭乗者地球連邦軍兵士
登場作品機動戦士ガンダム ゼロの旧ザク
参考作品機動戦士ガンダム ゼロの旧ザク


解説


 本機はRB-79の原型機、SP-W03のマイナーバリエーション機である。


 SP-W03はジオン独立戦争開戦以前からキャトル等と共にスペースコロニーでの作業に大きな威力を発揮しており、宙間作業機の決定版と言える機体であった。本機は開戦後、連邦軍によって運用されていた改修タイプの機体で、アームやバックパックが民間仕様のものとは異なっていた。また、RB-79配備後も旧式機である本機を運用していたという記録からは、簡易生産機でさえ当時の連邦軍では不足していたと言う辛い内部事情が伺える。


 記録画像や現存資料から、星一号作戦に向けてゲル・ドルバラインに集結していた連邦軍艦隊のサラミス級巡洋艦で艦載機の整備を行っていた事がわかっている。もっとも、この後同ラインに展開していた部隊は公国側のソーラ・レイの使用によって全滅に近い被害を受けており、それにより本機も失われたものと思われる。


(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~物量戦術の要RB-79~ より抜粋)


メタ


 ゼロの旧ザクに一コマだけ登場した連邦軍のスペースポッド。民間企業が整備を請け負って前線作業をしている可能性もあったけど、まぁまず連邦軍機と見て間違いなさそう。普通のよりかっこいい。







諸元
型式番号MS-14B
英語名Hugh's GELGOOG High Maneuver Model 
所属ジオン公国軍
開発ジオン公国軍?
生産ジオン公国軍?
生産形態不明
開発年U.C.0079
退役年不明
全長19.6m?
頭頂高19.2m?
本体重量53.5t?
全備重量76.8t?
装甲材質超硬スチール合金?
原動機不明
出力1,440kW?
推力79,900kg?
センサー有効範囲6,300m?
最高速度不明
武装ビーム・ライフル
シールド
乗員数1名?
搭乗者ヒュー・マルキン・ケルビン大佐
登場作品機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
参考作品機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還


解説


 本機はジオン独立戦争中に公国軍が開発したのパーソナルカスタム機である。


 突撃機動軍情報統括局局長ヒュー・マルキン・ケルビン大佐の専用機であり、機体は大佐のパーソナルカラーに塗装されていた。記録画像はモノクロの為細かい色彩は把握できないが、黒を基調としたカラーリングと思われる。


 情報局の人間に当時では最新鋭且つ超高性能のモビルスーツが与えられていたというのは少し違和感があるが、大佐は伝説のエース部隊 "キマイラ" の編成責任者であり、大戦末期の様々な資源が枯渇していた公国軍内でも「キマイラ隊やそれに関連する部隊・組織には当時では最高峰の物質・人材が集約された」という事情が本機が大佐に回される要因になったのだろうと思われる。何れにせよ、こういった "キマイラ" 関連の資料や情報は、公国の直接的な後継組織であるジオン共和国や、戦後に撤退的に調査を行った調査委員会もあまり情報開示をしておらず、未だ不明な点が多い。


(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~遅過ぎた傑作機MS-14~ より抜粋)


メタ


 ジョニーライデンの帰還に今のところ数コマ登場しているヒュー大佐専用のゲルググ。多分真っ黒。大佐も他のキマイラ隊員と同じくOPなパイロットなのだろうか? 今後の展開に期待。









諸元
型式番号RGC-80?
英語名GM CANNON TROY HORSE Team Specification
所属地球連邦軍
開発地球連邦軍?
生産地球連邦軍?
生産形態量産機
開発年U.C.0079
退役年不明
全長18.4m?
頭頂高17.8m?/17.5m?
本体重量49.9t?
全備重量65.3t?/65t?
装甲材質スチール・チタニウム?
原動機不明
出力976kW?
推力63,500kg?
センサー有効範囲不明
最高速度83km/h?/105km/h?
武装240㎜ロケット砲?×1
60㎜バルカン砲?×2
乗員数1名?
搭乗者地球連邦軍兵士?
登場作品機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争(コミカライズ版)
参考作品機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争(コミカライズ版)


解説

 

 本機はジオン独立戦争中に地球連邦軍が投入したRGC-80のマイナーチェンジ機である。


 大戦末期、リーア方面に展開していたペガサス級強襲揚陸艦トロイホースの艦載機と思われ、キャノン砲の改修やバックパックをRGM-79GS仕様の物に換装すると言った手が加えられていた。


 当時、同宙域では公国側のルビコン作戦の後処理(リーアへの核攻撃)を目的としてヘルシング艦隊が展開しており、トロイホース隊はその迎撃に出撃したとされる。戦闘中、本機は他の艦載機(RGM-79GS、FA-78-1、RX-77-2)と共同でムサイ級巡洋艦ジークフリートを撃沈するという戦果を挙げており、ヘルシング艦隊の他の艦(グラーフ・ツェッペリン、ヴァルキューレ)も核攻撃を行う事なく投降している。


(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~反撃の狼煙RGM-79~ より抜粋)



解説


 池原先生のコミカライズ版ポケ戦にちらっと登場した機体。トロイホースと共に行動しているので艦載機と見ているが、同艦のカタパルトから出撃しているコマがある訳ではないので微妙なライン。姉妹艦のグレイファントムは「ス○ーレット隊、全滅!」で有名だが、こちらの部隊はしっかりと活躍した(笑)。勿論コミカライズ版オリジナルの機体であり、公式の機体ではない。










諸元
型式番号RB-79?
英語名BALL Third Fleet Specification
所属地球連邦軍
開発地球連邦軍?
生産地球連邦軍?
生産形態量産機
開発年U.C.0079
退役年不明
全長不明
頭頂高不明
本体重量不明
全備重量不明
装甲材質不明
原動機不明
出力不明
推力不明
センサー有効範囲不明
最高速度不明
武装180㎜(90㎜)低反動キャノン砲×1?
乗員数1名?
搭乗者地球連邦軍兵士
登場作品アウターガンダム
参考作品アウターガンダム


解説

 

 本機はジオン独立戦争中に地球連邦軍が投入したRB-79の改良型である。

 大戦末期、ソロモン攻略作戦を展開していた第3艦隊に配備されていた事は分かっているが、それ以外には何ら判明していない。折りたたみ型のアームや大型のバックパック等が目立つが、後年開発された後継機にこう言った形状は見られない為、あまり成功した機体ではなかったのだろう。

(宇宙世紀兵器回想録 ジオン独立戦争編 ~物量戦術の要RB-79~ より抜粋)


メタ

 

 アウターガンダムに登場した機体。公式の機体という訳ではないが、普通のボールと一緒に行動しているコマがあるので単に作者のアレンジ機という事ではなく、改修機の様な扱いなのだろう。正式名称が不明なので劇中描写から第3艦隊仕様として紹介。めちゃくちゃかっこいい。