歴史は、民族が辿ってきた運命のようなものだ。一人ひとりの個性が、その生い立ちを反映するように、民族の個性は、民族が辿った歴史の積み重ねとして形成される。

 歴史を学ぶことは、それぞれの社会の仕組みや、民族のありかたを知る王道であり、民族を尊重する視点を育む近道である。今後、私たちがどのように生き、何を選択していくのか、その最も大きな力となるのではないか。
 人間の尊厳を大切にしよう、人間はみな同じ、異民族も尊重しようなどと唱えても、それぞれの民族に固有の歴史があることを十分に理解しなければ、空念仏に終わるだけである。 

 日本民族①の歴史は、多様で豊かな生体条件に適合し、花鳥風月を愛で、心豊かな生活を存分に嗜んできたことに思いを馳せるべきだ。日本民族の基底にある精神や、心象風景が息づいた歴史を、もっと日本民族は大切にするべきである。

 国土は、いたるところで削り取られ、切り刻まれ、土地にしるされた祖先のささやかな生活の跡、民族の歴史の証しが、刻々と抹消されている。日本民族の大きな遺産は、たった数世代の間に失われようとしているのである。この遺産を次の時代にどう伝え、活用していくのか、私たちは今こそ深い配慮をなすべく瀬戸際に立っている。
①日本人のこと。日本国民とは、日本人と外国人による日本国籍取得者(帰化人)をさす。今後は、互いの民族や人種を尊重するため、日本人と帰化人を識別する必要がある。

 

 

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参考文献
古事記/日本書紀/漢字に託した日本の心/日本語の奇跡/日本語の歴史/日本食の伝統文化とは何か/日本の食文化史/日本人の食/日本の伝統食/日本の行事としきたり/捕鯨/旧石器時代ガイドブック/旧石器時代人の知恵/旧石器時代の歴史/縄文の力/縄文人に学ぶ/縄文人からの伝言/縄文土器ガイドブック/先住民アイヌ民族/幕末動乱と開国/世界を見た幕末維新の英雄たち/歴史を動かした男たち/幕末・維新/戦争・天皇・国家/それでも日本人は戦争を選んだ/池上彰の戦争を考える/英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄/あのときなぜ戦ったのか/日本の戦争/日本の戦後/国境の日本史/竹島は日韓どちらのものか/慰安婦虚報の真実/慰安婦問題/日本軍慰安婦制度とは何か/朝日新聞元ソウル特派員が見た慰安婦虚報の真実/徹底検証朝日慰安婦報道/骨が語る日本人の歴史/図解世界史/新日本人の起源/日欧文化比較/日本人の生活文化/ネットサイト