Chibi Log 思い出手帖 -10ページ目

Chibi Log 思い出手帖

こどもの頃からの記憶を振り返ると圧倒的にひとりで過ごした時のことが多い。ひとりの時間はそれだけ記憶に焼きつくということかな。
そんな、記憶を書きとめておこうと思います。

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60~70歳の夫婦ふたりで営む、カウンターとテーブル席1席のちいさなお店だった。お客はまだ誰もいなかったので、カウンターの厨房が一番よく見える席に座り、天婦羅ざるうどんを注文。

ちょうどおじさんが麺を延しているところで、それを眺めながらしばし待った。トントンと小気味よい麺切りは見ていて楽しかったな。おじさんは麺づくりを続け、打ち上がった麺はおばさんが大きな釜で茹でる。生のうどんは茹で上がるのに結構時間がかかるんだなぁ、早く食べてみたいなぁと考えながらひたすら待った。

待ってる間にやってきたお客さんが注文した「ぶっかけ」が気になり、おばさんにどんなものか質問してみた。それがすごくおいしそうで、そっちにすればよかったなーと思っていたら、「半分ぶっかけにしてあげようか」と言ってくれたのでお願いすることに。

ぶっかけは、生姜とレモンが爽やかで、生醤油だけのシンプルさが抜群においしかった。あまりにおいしくて、当時住んでいた神奈川に帰ってからもコシの強い冷凍うどんで同じ様にして食べてたけど、やっぱりお店で食べたあの味には及ばなかった。もちろん天ざるもおいしかった。

5年位前に岡山に行く用事があったので、あのうどんを食べたくて高松に足を伸ばしたけれど見つけられなかった。デパートの隣だったから見つけられると思ったんだけどな。

地元(上越)の讃岐うどん屋は美味しいし、讃岐うどんのチェーン店もあちこちにあるから気軽に食べれる。けれど、あの時食べたぶっかけは本当に美味しかったし、おばさんにもまた会いたかったな。