【ジャンクフードで脳機能が低下】
ジャンクフードが止められないのは自制心に関わる脳機能が落ちているから。
カナダ、オンタリオ ウォータールー大学のPeter Hall氏の発表。
脳の一部 背外側前頭前皮質は、人の自制心に関わる部分で
自分の行動がどういう結果を生み出すかを予測する所と考えられています。
今まで ここの活動が活発になれば自制心が利くようになる事が分かっていました。
今回の研究では この部分の機能が低下すると、自制心が抑えられなくなり
ジャンクフード等へ走ってしまう事が分かりました。
今回の研究では 脳の磁気刺激という形で、一時的に
脳の左背外側皮質の活動を低下させる実験をしました。
その結果、機能が低下している時は強い欲求を抑えられない事が判明しました。
このような研究は今回が初めてだそうです。
Hall氏は「背外側前頭前皮質は長年、無意識にやってしまう事を止めるのに役立つと考えられていたが、今回の研究で分かったのは自制心を保つには、脳も健康的な状態にしなければならないという事。
また背外側皮質の機能を健全に保つことによって肥満や、
その他の慢性疾患の可能性が減少する可能性がある」と言っています。
問題はどういう風にすれば低下して、どういう風にすれば機能がアップするのか?が重要ですが今回の研究はそこまでは発表されていません。
「ジャンクフードを食べることで機能が低下し、さらに食べてしまう」という悪循環なのか?それとも疲れや偏った食事で低下している時にジャンクフードを欲してしまうのか?
自分自身の経験から思うのは・・・
疲れているときにご飯の支度を面倒に思いインスタント品を
食べてしまうと悪循環に陥りやすいように思います。
どんなに疲れていても ちょっとだけ我慢して、ちゃんとした食事
作ればジャンクフードに手が伸びることはありません。
疲れている時の食事こそがキーポイントのようです。