佐賀県杵島郡での遺品整理
こんばんは。
久しぶりの更新です。
今日は先日行った佐賀県杵島郡での遺品整理作業の一場面をお話します。
前日に完了した古い民家の整理時に頂いた古い着物たちを、知り合いの主婦の方にお譲りしようと着物を整理していました。
その途中に一本の電話があり、応対してみると佐賀県杵島郡からのお電話でした。
【急ぐから大至急見積もりに来てくれ】と言ったお客様は、遠く関西からのお電話でした。
そのお客様は数十年前にその土地を借りて家を建てたらしく、土地の賃貸契約書もないまま数十年が過ぎたとの事でした。
こう言う話は近所付き合いの多い田舎の方ではよく有って、建物を建てた家主さんがお亡くなりになった場合によく整理作業の依頼がある事が多い。
見積もりに伺ったその一軒家は外周に茶色いトタンが張ってあり、もともとは10坪程の建物だったのだろうが、子供達の成長に合わせて増築した雰囲気をかもし出していた。
そして、一言に子供達と言ってもおそらくその子供達は現年齢60歳~の私より20近くも年上の方たちだ。
玄関のサッシだけは新しくしたのだろう、たまに見かける程度の新しい? サッシが取り付けられた玄関を入ると乱雑に放置された当時のままの家具や生活用品がかつて賑わったであろう食卓を取り囲んでいた。
一通り部屋を見て回ると、さすがにリサイクルに回せる品はなく3LDK程度の広さのその部屋は処理しにくい木材などが多く使われ、お年寄りに多い着物や洋服、また陶器や小箱が大量に収納されていた。
思うに、子供達が成長するに従って、様々な祭事が執り行われ、そこで送られた贈答品の小箱たちだろう。
私の親達も含めていつか子供達が使うかもしれない、などと思いながら着物や皿類、布団類などを大切に取っておいたのだろう。
少しばかり親心を美化しすぎかなぁ? なんて思いながら、いやいや、当時貧しい時代の親心とはやはりそう言った気持ちだっただろうなぁ。
なんて、思いながら見積もりを進めていった。
【ゆっくり見て下さいね】と仰ってくださった家主さまは、【熱い中大変だね】と気遣ってくださり冷たいアクエリアスを持って来て下さった。
肝心の見積もりだが、こう言った小物が多いお宅は難しく、反対に時間も費用もかかることが多い。
なぜなら最近の不用品処理は【分別】が重要だからだ。
公共の廃棄場はかなり厳しい分別を強いるからである。
強いると言ってももちろんそれは正当なものであり、資源の少ない日本ではリサイクルをいかに効率的に行うかも重要になってくる。
捨てればゴミになるしそれは消滅するもの。
新しく同じ製品を作るには材料を輸入する必要があるし、もちろんそれは外国にお金を支払う事になるのである。
まぁ、日本の経済の話はここらで終わりにして、見積もりである。
結果から話すと【あちゃー失敗した(笑)】
予想よりもかなり多いその小物達に惑わされたのである。
お客様に【見積もり以上は頂きません】と言った以上、追加請求など出来るはずも無く、整理日当日は従業員からの冷たい視線に耐えながら自ら休日出勤。
もちろん、日当無しである。
その晩は1人さみしく缶チューハイを飲みながら、次の見積もりの心構えを再確認しながら眠りについた。
おしまい。
久しぶりの更新です。
今日は先日行った佐賀県杵島郡での遺品整理作業の一場面をお話します。
前日に完了した古い民家の整理時に頂いた古い着物たちを、知り合いの主婦の方にお譲りしようと着物を整理していました。
その途中に一本の電話があり、応対してみると佐賀県杵島郡からのお電話でした。
【急ぐから大至急見積もりに来てくれ】と言ったお客様は、遠く関西からのお電話でした。
そのお客様は数十年前にその土地を借りて家を建てたらしく、土地の賃貸契約書もないまま数十年が過ぎたとの事でした。
こう言う話は近所付き合いの多い田舎の方ではよく有って、建物を建てた家主さんがお亡くなりになった場合によく整理作業の依頼がある事が多い。
見積もりに伺ったその一軒家は外周に茶色いトタンが張ってあり、もともとは10坪程の建物だったのだろうが、子供達の成長に合わせて増築した雰囲気をかもし出していた。
そして、一言に子供達と言ってもおそらくその子供達は現年齢60歳~の私より20近くも年上の方たちだ。
玄関のサッシだけは新しくしたのだろう、たまに見かける程度の新しい? サッシが取り付けられた玄関を入ると乱雑に放置された当時のままの家具や生活用品がかつて賑わったであろう食卓を取り囲んでいた。
一通り部屋を見て回ると、さすがにリサイクルに回せる品はなく3LDK程度の広さのその部屋は処理しにくい木材などが多く使われ、お年寄りに多い着物や洋服、また陶器や小箱が大量に収納されていた。
思うに、子供達が成長するに従って、様々な祭事が執り行われ、そこで送られた贈答品の小箱たちだろう。
私の親達も含めていつか子供達が使うかもしれない、などと思いながら着物や皿類、布団類などを大切に取っておいたのだろう。
少しばかり親心を美化しすぎかなぁ? なんて思いながら、いやいや、当時貧しい時代の親心とはやはりそう言った気持ちだっただろうなぁ。
なんて、思いながら見積もりを進めていった。
【ゆっくり見て下さいね】と仰ってくださった家主さまは、【熱い中大変だね】と気遣ってくださり冷たいアクエリアスを持って来て下さった。
肝心の見積もりだが、こう言った小物が多いお宅は難しく、反対に時間も費用もかかることが多い。
なぜなら最近の不用品処理は【分別】が重要だからだ。
公共の廃棄場はかなり厳しい分別を強いるからである。
強いると言ってももちろんそれは正当なものであり、資源の少ない日本ではリサイクルをいかに効率的に行うかも重要になってくる。
捨てればゴミになるしそれは消滅するもの。
新しく同じ製品を作るには材料を輸入する必要があるし、もちろんそれは外国にお金を支払う事になるのである。
まぁ、日本の経済の話はここらで終わりにして、見積もりである。
結果から話すと【あちゃー失敗した(笑)】
予想よりもかなり多いその小物達に惑わされたのである。
お客様に【見積もり以上は頂きません】と言った以上、追加請求など出来るはずも無く、整理日当日は従業員からの冷たい視線に耐えながら自ら休日出勤。
もちろん、日当無しである。
その晩は1人さみしく缶チューハイを飲みながら、次の見積もりの心構えを再確認しながら眠りについた。
おしまい。

