一乗寺浩詩のブログ小説の世界 -20ページ目

一乗寺浩詩のブログ小説の世界

一乗寺浩詩 書き下ろし小説


浩詩(イヒロ)のブログ小説の世界

























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第5話ポリスマンの歪んだ犯人像(11)

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バドルア国で生まれ育った大半の人間は




敵対国サラン国の人間のことを



そういう風に思っていた。



北城マキオはそんな国に生まれて育った。



北城マキオ真実とは違った 



間違った偏見を持つ




バドルア国の人たちのことを



本当に悲しく思った。




この国でサラン人事件を起こせば皆 


死刑になる。



それは無実だろうがなんだろうが



サラン人事件起こしたというだけで



死刑になる。




これが自分の祖国かと思ったら悲しくなった・・・。




偏見の小さな目が戦争を起こし 




やがて人々を大量に殺す兵器を作らせた。





それが空から 



花の種のようにばら撒かれて



大量の死を呼んでいた。



僕らの目の届かない海の向こうで戦争





は起きていた。



それは やがて




伊東エミ北城マキオ 



二人の人生を変えていくことになるのだった・・・。







つづく


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第5話ポリスマンの歪んだ犯人像(10)

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北城マキオは車に乗り込むとハンドルを握り




町の至る所を捜し回った。




だけど 




どこからも伊東エミと誘拐犯を結ぶ




有力な情報は出て来なかった。





マクリーンの教えてくれた犯人の残した言葉、





そのパープル・アイランドという言葉に





どこか聞き覚えのあるような気がしていた。





それが何かを北城マキオは思い出そうとしていた。







マッドポリス伊東エミの国籍が





サラン国籍から





バドルア国籍に変えたことを知っていた。




彼女はサラン人で




サラン人は悪い奴が多いから 




バドルア国で事件を起こしたと決めつけていた。



サラン人悪い事しかしないから




マクリーンを殺したことだって



サラン人の仕業だと



犯人扱いされて疑われていた。



両国間の戦争による妄想の被害で



人権の偏見が生まれた。





戦争による被害の増大で



人権の偏見が生んだ




歪んだ間違った犯人像だった。







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第5話ポリスマンの歪んだ犯人像(9)

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「北城さんマクリーンは




本当に生まれ変わったんです。



信じて下さい。」





「分かっています神父様。



僕に話してくれたマクリーンさんの 


あの目は真実を話している目でした。」






「きっとマッドポリスが掛けた容疑も



何かの間違いでしょう。」



「あなたに 



そう信じてもらえるとマクリーンも喜びます。」



「死んだ人間のことを悪く言うなんて 




そういうマッドポリスの態度が僕は許せない。」




「必死でエミのことを助けようとしてくれた




マクリーンさんの勇気を悪く言うなんて 



やっぱりマッドポリスには任せられない。」





北城マキオはそう言うと神父に頭を下げて




足早に教会の外に出て行った。





教会に残った神父は偶像の神の前に立つと 




ただただ




伊東エミの無事を祈るだけだった。








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