「私が正しい、私は普通」良妻賢母の呪い

● 正しい、私は普通の良妻賢母の呪い
 

アダルトチルドレンのセラピーをしていると、

 

誰から見ても、

 

家庭に問題があったと自覚している方の方が

 

良妻賢母の母親に育てられたアダルトチルドレンの方よりも

 

救われやすいということです。

 

 

家庭に問題があった方は

 

本人も自覚があって、

 

早いうちからアダルトチルドレンに向き合い、

 

克服します。

 

 

周りの援助や同情も受けやすく、

 

親を恨んで当然なのに、

 

よくがんばってエライねって評価されます。

 

 

ぶっちゃけ、何かあれば

 

親のせいに出来ます。

 

 

けれど、良妻賢母の母親に育てられた子供は

 

「良いご両親なのに、○○ちゃんは」と言われ

 

自分のせいなのだと自分を責めて、

 

罪悪感を抱えて生きていくことになります。

 

 

けれど、この良妻賢母

 

実は自己価値感が低い方、自分が無い方が

 

良妻賢母になろうと努力するのです。

 

 

時代背景もありますが、

 

例えば、

 

私の母世代というのは、個人よりも和。

 

家族のために生きることしか知らずに、

 

自分というものがありません。

 

 

だから、

 

良妻賢母＝自分

 

良妻賢母を死守することで、自分という存在を肯定する。

 

 

良妻賢母という肩書に守られているのです。

 


自分のために良妻賢母をしてるのにもかかわらず、

 

「あなたのためを思って」が口癖です。

 

 

子供のことを理解できません。

 

そもそも理解する土壌がないのです。

 

 

子供は子供で、

 

私のお母さんは

 

こんなに家族のために一生懸命なのに、

 

なんで私はこんなに人生上手く行かないのだろう、

 

こんな私でごめんなさいと、罪悪感を感じるのです。

 

 

ずっとずっと得も知れない罪悪感を感じて、

 

親の呪縛と共に生きていくのです。

 

 

それが呪縛とも気が付かずに、

 

むしろ愛情だと思い込んで生きています。

 

 

気が付かないから、自分を責めます。

 

原因不明の生き辛さを抱えるアダルトチルドレンなのです。

 

 

親だって間違うし、

 

良妻賢母は今の時代に合いません。

 

 

今は個人の時代です。

 

自分の物差しをもって、

 

取捨選択して行かないと生きてはいけない時代です。

 

 

あなたのお母さんは、

 

自分が生きるために必死で良妻賢母をやってきました。

 

 

親は不完全です。

 

不完全ながらも、がんばって良妻賢母をやることで、

 

必死で自分の存在価値を見つけて生きてきました。

 

 

それはそれで一つの時代であり、

 

一人の人間の生き方、生き様です。

 

あっぱれです。

 

 

けれど、今からは、違う生き方が求められます。

 

その時代に引きずられてしまっては、いけません。

 

良妻賢母の呪いからすっきり解放されましょう♪

 

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