日渡早紀さんの「僕の地球を守って」の次世代編
「ボクを包む月の光」の五巻を読んで考えさせられた事。
主人公の男の子の台詞
「戦争という虐殺行為が正しいとされるのは何故ですか?」
という質問を担任の先生に問いかけるとこから始まり
「大人は何故、戦争は正しくないと言いながら
武器を売るんですか?
こうもアッサリ人の命を 何故商売にしてしまうんですか?」
と続く。
「繰り返し爆撃して 大気汚してるヒマなんか無いのに
地球はもう人間をウィルスだと認識しつつあるのに
だからCO2を自ら抗体に選んだんだ
熱を上げて処理しようとしてるんだよ
風邪で人間がそうするように
時代はもぉ変わった
戦争なんてナンセンスだし意味無い
なのにいつまでもやってるなんて人間てバカだ
ちっとも利口にならないから地球に見限られたのかもしんない
どおして過去から学べないまま大人になるんですか?
大人達は次世代に一体何を残すつもりなんですか?」
ここから
主人公の男の子は、クラスメートに語りかけます。
「ねぇみんな遺産ってさ
良い物だけが相続されるんじゃないんだよ
悪い物だって相続されるんだ
こっから先
オレらみんな悪い物ばっか相続させられそうだって気づいてる?
良い物は今の大人達が食い潰しそうだし破壊し放題だ
子供達は一体どうすればいいんですか?
一体誰がこんな世の中にしたんですか?」
この台詞を言った男の子は
前世が戦場で育った人間だったため
戦争に対して強い嫌悪感がある、という設定です。
ここのシーンを読んだ時
なんだか自分が恥ずかしくなりました。
戦争は昔の事、他の国の事
そう思ってた自分が情けない。
私の祖父は神風特別特攻隊で
祖母は学徒動員で学生看護婦として働いていました。
私が生まれる前に無くなった母方の祖父は飛行機のパイロットで掌に銃撃の傷跡があったそうです。
曾祖父は満州で働いてた軍人で
祖母は中国残留孤児になるところでした。
親戚は硫黄島で戦死した方や
ひめゆり女学員として戦禍を生きた方も居ます。
父はパキスタンに行ってました。
良く考えたら、私と戦争はそう遠くないところにありました。
なのに、「せんそう」と聞いてもピンとこないのは
日本に生まれたからなのかな。
確かに
私達はCO2を排出して地球を汚してる上に
戦争で人間としての価値も汚してます。
日渡さん言う通り
地球はそんな人間を処理しようとしてるのかもしれませんね。
きっとこの台詞は
大人達に対してだけじゃ無く
戦争も経験せず、更に何も考えず大気を汚し続けてる
私達の年代の人達に向けられた言葉でしょう。