IH RECORDSのブログ
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Free Jazz/Atlantic / Wea

¥923
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フリージャズの代表作ともいえるアルバム1961年発表
少々有名どころだがフリージャズを語る上ではずせない人物。
オーネットコールマンが創った新しい音楽はモダン・ジャズ・カルテットなどからは高く評価されているが、マイルス・デイヴィスやマックス・ローチからは批判されるなど賛否両論だったが確実にフリージャズという新たな方向性を開くものになった。
オーネット・コールマンやジョンコルトレーンが打ち出した既成の概念を全て否定する音楽は、既成の概念をただ否定するばかりで、結果的に音楽的側面での進歩は生まれなかったなどという批判もしばしば見られるが確実に音楽の新たな可能性を示した偉大な挑戦だといえる。
フリージャズは後にセシル・テイラーやサン・ラなどが独自に展開していきひとつのスタイルとして根付いている。
フュージョンの台頭により衰退していったがジャズを聞くものには確実に聞いてほしい。



Den/Kreidler

¥1,490
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CANやNEU!等々のクラウトロックを受け継ぎ、見事に現代ジャーマンミュージックを奏でている、ドイツ、デュッセルドルフのアーティストKREIDLER。12年リリース、11作目。

ギター、ベースを用いた、ジャーマンならではの1コードでループを繰り返す演奏は、まさに麻薬。浮遊するシンセに、ドラミング、ミニマル的な演奏は、正しくジャーマンの音楽を漂わせているのだ。
同じ出身であるからこそ、ジャーマンの良さが際立っている。KREIDLERに限らず、同じドイツ出身のelectric orangeも同じ事が言える。他国のアーティストでは表現できない、ジャーマンらしさが、そこにはる。しかし、その国の「らしさ」というのは、当然ドイツだけではない。例えば、ビートルズと同じリヴァプール出身のThe La'sも、どことなく、意識していなくとも、その土地で生み出された独特のPOP感を、伝承しているといえる、(ということはおいといて)。

過去のジャーマンを受け継ぐ、現代のジャーマンミュージックは、昔のジャーマンロックを聴いていた人たちにも、是非聴いてもらいたい。

Volta De Secos & Molhados/Secos & Molhados

¥価格不明
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グラムロックの先駆者ともいわれているブラジルのロックバンドSecos e Molhados。73年作の1stアルバム。
顔を真っ白く塗りたくった奇抜なキャラが印象的だが、ボーカル、ネイ・マトグロッソの声が、もはや女性の声としか思えない美声が、一番の聴きものか。後にデビット・ボウイやクイーン、T REXといったグラムロック系アーティストにも大きく影響を与えたと言われている。

ブラジル版「Playboy」誌にて、「ブラジル人として聴いておくべき作品」の第1位にも選ばれたことのある本作。日本では全く知名度はないが、歴史的名盤といえる。ブラジル~サイケな、良質POPミュージック。