先週の東北出張。
仙台の夜の牛タン旨かった~

などと言っている場合でもなく。

3年ぶりに被災地を訪れたけれども、初めて知ること多いんだよな。
阪神も、NYのテロも、東日本も、みんな46分なんだな…。

それよりも何よりも、南三陸で出会った人の話。
今は鉄骨だけとなり、訪れる人たちに津波の恐ろしさを伝え続けている例の防災庁舎。
そこに彼はなんと、2011年1月31日まで勤めていたそうな。
しかも本当は3月いっぱいのところを早期退職していたとは。

運命。

彼は言っていました。
「動物の死骸は意外に少なかった。もしかすると動物たちはまさに動物的感覚で事を察知していたんじゃないか。それで数日前から山の方とかに移動し始めていたんじゃないか。流されたのは人間ばかり。ペットは別だよ。あれはもう飼われているからね。」

うん、人間はもう〈動物〉ではなくなってしまったのかなあ。

彼は言った。「自分の感覚を信じよ」と。

御意。そして合掌。

 

ps:食えばそれほどでもないのに、「萩の月」をなぜか買ってしまう自分がいとおしい。