いつもはピカピカしてる道
2キロ先位は電気がついていた

18時位
スマホもネットが繋がらない
現状がどうなってるか分からない
信号消えてるから怖いけど家の近所と札駅まで懐中電灯を持って歩いてみる
大きい交差点だけフエと手信号で交通整理をしている
街灯はついてない店は営業していない
信号は見れる範囲で2箇所だけついている
札駅とJRタワーは電気がついている
近くのローソンと飲み物の自販機は光ついてて長蛇の列

スポーツジムに電気がついていて看板の光を見てその電力羨ましいと思いつつジムの中覗いたら自転車みたいの漕いでる人いてエエエ
漕いで電力作ってるのかな~なんて
そんな訳ないし運動する余裕あるのが凄い

それから職場に行くと真っ暗で引き返す
建物の中は真っ暗で手探り状態
家に帰る頃には道も真っ暗で懐中電灯がないと歩くのが厳しい
交通整理の警察官?もいない
歩いてる人は数人いる車はまばらに走ってる
車に注意しながら暗闇を歩く

スピッツの夜を駆けるの世界
1日だけ我慢して必ず復旧するなら普段の景色と違う非現実な世界を不思議な感覚で思えたけど、この時は先が分からない現実だと思うと気持ちは沈んだ
自分の家のマンションももちろん暗い
鍵穴、非常階段も懐中電灯で探す

19時過ぎ
ラジオで情報を収集しようとするけど曲ばかり流れている
地震情報がほぼない
北海道の人達が元気になる曲を一緒に頑張れる曲を~とか言ってて、充電したり電池買うのに数時間並んでる人沢山いたのに、曲聴くのも電池使うし応援歌聴いても充電減るんだからむしろ曲聴いてる余裕ないと思われます

その応援歌を聴かせたい人達が住んでる場所は停電してて情報を知るためにラジオ聞いてる人多いだろうに、今の停電断水情報や地震情報、安全安心を確保出来て災害時の役立つ情報流して欲しい!!ってとにかく現在の情報を知りた過ぎてイライラしてラジオ聞くの止めた
災害用のチャンネルあったのかもだけどFMしか聞けなかったから、つい期待してしまった
ただ一瞬聴いたゴスペラーズかな?声がスッと心に入った

そして暗くなって何もする事がない
真っ暗ってこんなに何も出来ないなんて
ベッドの上でじいっとしてた

そしたら温かいご飯を届けてくれて食べたら安心してちょっと泣いた
夜にスマホも充電してくれてお湯やお米や冷たいコーラやガスコンロやらサクサク用意してくれて、温かい冷たいと感じて食べられる事が贅沢なんだって思えた
一人だったらひたすら何も食べずに無の境地に入っていた

いざという時に人間の本質が出るなと
落ち着いていて最重要に必要な求めてる事を出来る限りしてくれて
出来た人間だ
お互いが大変な状況の時には自分の事を最優先で良いし負担をかけてまで何かして欲しいとかじゃないけど、本当にありがたかった