雨降って… その3 | Part time Female Yuki(Yukiのひとりごと)

Part time Female Yuki(Yukiのひとりごと)

これまで女性に憧れて、女性になりたいと願っていました。それは性別違和からくるものなのか?漠然とした疑念と女性化への思いを抱えながら、気づけば40代。結婚もし、子供も出来た今、それでも抑えられなかったこの思い…

有紀です。すみません。更新遅くなりました。
 

カエルカエルカエル


家に帰ると、子どもたちを寝かしつけている最中でした。私は寝室には顔を出さず、リビングで妻の準備が整うのを待ちます。途中、何かを感づいたのか、起きてきてひたすら爪を切り始める息子に邪魔をされましたが、それもクリアして話し合いが始まりました。

 

問題は、私の行動。先日無理をして夜中に外出した件でした。その日も遅い仕事のうえ、翌日も仕事なのに、出かけたのを心配していたみたい。

 

前日の夜に友だちとLINEしながら寝てしまっていて、トーク画面が開きっぱなしになっているのが見えたようです。だから事前に出かけるのを知っていたし、だからこそ心配していたんだけど、私は意に介せずといった感じで、自分の事ばかり。私としては両立させようと頑張っていたんですけどね。

 

「あなた一人の身体じゃないのに、何かあったらと心配している私がバカみたい」

 

そういうことだったようです。血液検査で指摘されている貧血も、心配しているようで、これが原因で運転中に事故を起こしたら、などとも考えていたようです。実際数値的には男女どちらの基準よりも少し低めなのですが、意識消失を起こすほどの貧血ではないと思っていたし、女性ホルモンを始めてから出ている貧血に関して、自覚症状も無いので、気にしていませんでした。

 

これは、謝りました。先日は無理をしすぎたのは自覚していること。そして心配いらないからと。その後はまたいつもの心配事に対しての問答が。改めて、SRSをするつもりもなく、あくまでもテンポラリーな形で、女性としての生活ができればそれで満足だということを伝えました。他の既婚MTFの中には、SRSまで望んでいる人もいるけど、私の場合はここまで。ボイストレーニングをしてきて、外見や声も含めた全体でのパス、というゴールが見えてきたことも。

 

また泣かれましたし、ハグもしました。好きだから離れたくない、そんな言葉のやり取りで、お互い少しずつ落ち着きを取り戻して行きました。

 

この日違ったのは妻が外出着のままだったこと。私が帰ってこないことを想定して、探して連れ戻しに行くつもりだったようです。

 

ちょうど良い機会だったので、私の行きつけのバーに行かないかと誘ってみました。ママさんが「一度連れてきて。話し相手になってあげるから」と言っていましたので。

 

これに関しては以前から話していたのですが、妻は渋っていました。この日も同様でしたが、誰かに話してみた方が良いという私の説得に折れたのか、行くと言ってくれました。早速ママさんに連絡。大丈夫とのことでしたので、出かけようとしたその時、

 

「着替えないの?」

 

爆弾発言が飛び出しましたショックなうさぎ