息子は小学校を卒業し、中学生になりました。

 

 

一旦下げていた、6年前の記事を再アップしました。

読み返すと、結構大作の3回シリーズ。

我が文章ながら、読むと当時をリアルに思い出して泣ける。

 

小学校の入学式の頃も、

 

家では、全力の絶え間ない叫び声の出る状態の中、

 

分厚いマスクをしてなんとか参列した覚えがあります。

 

小学校の校長先生にお願いして、息子の症状を既によく知る、

 

同じ幼稚園出身の子と一緒に入場、着席させてもらい、

 

全く知らない子が驚いて困ってしまわないように配慮をお願いした記憶があります。

 

 

その後も、新しい環境変化による緊張か、症状はどんどん悪化し、

 

『一年生を迎える会』前後も、学校を休みがちになり、

 

教頭先生からお電話を頂き、

 

『一生に一度のことですから、1年生を迎える会だけでも出席されませんか?

 

是非来てください。』

 

とおっしゃって頂いたのですが、汚言も絶叫もあまりにひどい状態だったため、

 

『大変ありがたいお話で、後で本人にも確認しますが、

 

ちょっと社会に出していい状態ではないんです。』と答えた記憶があります。

 

結局、1年生を迎える会に、出られたのかどうだったか、記憶がありません。

 

息子にも聞きましたが、覚えていないとのことでした。

 

 

ひたすら、口にするものに気を配り続けた6年間でした。

 

給食は、給食のメニューと同等のメニューで弁当を持参。

(息子がみんなと同じメニューがいいとのことで。)

 

外食は、添加物や小麦粉のない数件のお店の一部メニューのみ。

(主には、無添くら寿司、家のそばの十割そば屋、

インド人のやっている本格カレー屋、うなぎの老舗等です)

 

 

5年生の山の家では、夕食は缶詰、レトルト等食べられるものを持参、

 

野外炊事は、自作の米粉パンや無添加ソーセージを持参し、

 

大鍋料理は、持参の調味料を入れる直前まではお友達と一緒に炊事活動。

 

 

6年生の修学旅行では、初日のランチは弁当を持参、

 

夕食は、食べられるレトルト、缶詰を持参。

 

ホテルの方が、大変きれいな器に、温めて盛り付けてくださったそうです。

ありがたいですね。

 

朝食はバイキングで食べられるもの(生卵、納豆、生野菜等)と持参したものを。

 

 

現在、専門家によれば、最も悪化する年頃と言われる12歳です。

 

ですが、とても落ち着いた状態です。

 

卒業式も、堂々とした立ち居振る舞いで、全くチックらしい症状はありませんでした。

 

 

正直、こんなに穏やかで明るい気持ちで卒業を迎えられるとは、

6年前は全く想像もできませんでした。

 

 

中学校にも無事に入学し、美術部に入って、

毎日楽しそうに通っています。

 

3年後、またどうなっているか、楽しみです。

 

 

*現在やっていること*

小麦粉、片栗粉、添加物を摂らないことのみ。

添加物も、香料、水飴は食べても大丈夫ということがわかり、

お菓子も食べられるものが増えました。