矢嶋孝敏(医師)が解説する医療用語~医師国家試験編~

矢嶋孝敏(医師)が解説する医療用語~医師国家試験編~

矢嶋孝敏が医師国家試験の定番用語・新しく加わった用語について解説。

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遺伝子関連検査とは、人体を構成している細胞が必ず持つDNAを調べ、病気の診断、発症リスクを行うものです。
細胞は様々な遺伝子を持ちますが、その遺伝子はDNAに書き込まれています。
偶発的にDNAに傷が入り、遺伝子が正しく機能できなくなり、結果として病気になることがあります。
実際、多くのがんや遺伝性疾患はDNAに傷が入っています。
ただ、病気とDNAとは必ずしも直結しないため、どのような異常が起こって病気になっているのかを判断する必要があります。
ここで用いられるのが遺伝子関連検査なのです。
この検査では、病気の患者など検査したい人からとった試料からDNAを抽出したり、細胞のDNAの塊である染色体を見たりして異常な原因を突き止めるのです。
矢嶋孝敏