今日の14時30分くらい,飼い犬のトイプードルが息を引き取った.

 

僕のベッドで,いつも彼が陣取っていた場所で,静かに.

 

昨日帰ったのが夜遅かったので,僕が起きたのは昼過ぎだった.

 

目が覚めたとき,彼は僕の真横でぐったりと寝込んでいた.

 

ベッドの上と部屋中に,戻した跡があった.いつもと量や色が違った.

 

名前を呼んでみたが,反応しない.

 

顔や頭をさすってみた.少し顔を上げて反応した.

 

状況を家族に報告した.かかりつけの動物病院に,午後一で連れていくことにした.

 

彼の様子を見に行った.変わらずぐったりしていた.

 

その後,30分置きぐらいに様子を見に行き,声をかけたりさすったり,水を近くに置いてみたり指につけて近づけてみたりしたが,もう殆ど反応がなかった.

 

唯一,名前を呼んだときだけ「うー...」とか細い声で返事をした.

 

かかりつけの病院は,午後の診察開始の1時間ぐらい前から番号札が配布されるため,まずは札を取りに父親と出かける準備をした.

 

出かける直前,彼の様子を見に行った.それが14時30分だった.

 

安らかだった.今考えると,無理に病院に連れて行かず良かったかもしれない.

 

彼は15歳だった.僕が10歳の頃家族に仲間入りし,1年もたたないうちに,僕の部屋で寝かせることになった.家族で一番,僕になついていたからだ.

 

15年も一緒だったので,居るのが当たり前すぎた.それもあってか,正直,10年以上前の思い出は,あまり記憶にない.

 

長かった.こういうとき,振り返ってみると短いとか思うのが普通かもしれないが,15年は長かった.長かったから,当たり前だったのだろう.

 

僕は今25歳,大学院に進んで,就職も近づいてきたため,人生について色々考えている時期だった.そんな時に,当たり前の生活が終わったのだ.

 

もちろん寂しさが強い.でも,誰がなんといっても,彼の命は,この生活は,終わったのだ.

 

これからの人生,彼の分も楽しく,一所懸命に生きようと思う.

 

ありがとう.いろいろあったけど,結局は楽しかった.

 

数十年後,僕がそっちに行ったら,また遊ぼう.

 

それまで向こうで元気でね,ププ.

 

--------------追記2019/11/17----------------------

 命日から一日経過.以前も利用したことのあるお寺の動物用の火葬場に預けた.火葬は明日か明後日とのこと.見るのが辛いので,立ち合いはしないことにした.

 朝から一人,部屋で過ごす.自宅の自室で全くの一人というのは,本当に十数年振りである.ププは最後まで病院にお世話になることが殆どなかったので,本当にずっと僕の部屋にいた.

 PCなど,いたずらされては困るものは届かないところに置く,というこれまで徹底してきたことをする必要がなくなった.でも,反射的に気を付けてしまう.そのたびに「あ,もう気を付ける必要ないんだ」と思ってしまう現象が,寂しいという感情を生む.もう頭にこびりついていることなので,しばらくはこれが続くのかなあw

 よく我が家に遊びに来る近所の3歳児も,最初は居ないことを不思議がっていたが,最初だけだった.そんなもんなのかねー.

--------------以上----------------------