On nOthing  -61ページ目

一円玉4

「おーい!だれか!」と叫んでみても反応はない。

「なぁここから、どうやって出ようか」と私は見上げ言う。

「私は上りませんよ」と女子高生は言う。

「中が丸見えです。」眉を顰めいう。

「生憎中身には興味ないんだ」

「嘘」OLは言う。

「そー言って私たちを騙そうとしているんでしょ!」訝る目で言う。

「まぁ、そー思うならそれで良いよ。とりあえずだ。ここを登るのは危険そうだ」上を見る軽く10~20mはありそうだ。まだ明かりが届くくらいだ。

「君たち怪我はないかね?」

「なによ今更。」と言いながらも、二人は改めて確認する。

「私たちの他に誰かいないかしら?」

「そうね。少し探してみましょうか」