Summer Wave #8 さくら 3
「さくら帰ろうぜ」とクラスのキムは言って来た。
「うん!」といつも通りの返答をする。
「オッカ、ゆみ行こう」といつものメンバーに声をかける。ランドセルを背負い、先生にさよならと挨拶し教室を出た。
「今日の給食旨かったよな!」とオッカは言う。
「うん!肉じゃが一番好き」とキムは言う。
「えー私はシチューが好きだな」とゆみが言う。
「うーん迷う。カレーも捨てがたいし、麻婆豆腐も・・・」給食はどれも美味しかったから、考えれば考えるほど迷う。
「確かになー。でも俺はやっぱ肉じゃがだな」とオッカは頷いている。
「明日のプール嫌だなー」ゆみは暗い顔をして言う。
「なんで最高じゃんプール」とキムは言う。
「うーんだって泳げないんだもん。皆は泳げて良いな」
「そっかー、でも涼しいからいいじゃん」オッカが言う。
「うーん・・そうだね」と言いゆみは繕うように笑顔をみせた。その時に何か他の心配事がある様に感じた。
「大丈夫?」と私は聞いた。
「うん・・大丈夫」
「ならいいんだけどね」
「犬がいる」とオッカが急に言う。
学校をでて、通学路の途中にあるお地蔵さんの前に犬がいた。
「柴犬だ」と私は言い寄ってゆく。
「可愛い」と言い、犬を撫でると愛想よく頭をすり寄せてきた。
皆も可愛いと言い犬を撫でる。
「どうしたんだろう?首輪もつけてないし」ゆみは言う。
「野良かな」とオッカは言う。
「うーんそうかも」と私は思う。
「そっか」とキムは言う。
「どうする?」とゆみは言った。なにを?
「どうするって?」オッカは言う。
「だってこのまま放っておけないよ」
「なんで?」
「うーん、誰か連れて帰れない?」とゆみは訊く。
「無理だよ」と私は即答してしまう。何度か猫やうさぎを連れて帰ったがアパートでは動物が飼えなく、親に怒られ、話すことになったからだ。ゆみがそんな事を言う事が良く分かったが何度も同じことをして、その度に放すことになる悲しさがもう嫌だった。
「うちも無理だ。」とキムは言う。
「急に言われても」とオッカは言う。
「でも、このままだったら車に轢かれちゃうかもしれないし、餓死しちゃうかもしれないし、保健所に連れてかれちゃうかもしれないよ。そしたら、このこ死んじゃうんだよ」と大変な話しをする。
「そうかもしれないけど」とキムは困惑しながら言う。
「分かった。取りあえず聞いてみよう」とオッカは言い、皆でオッカの家まで行くことにした。
「ダメだって」とオッカは家から出てくるとそういう。
「・・・皆で飼おうよ!」とキムが提案する。
「・・どうやって?餌は?」ゆみは訊く。
「そんなの隠して持って来ればバレないよ。場所は秘密基地があるし」キムはもう決定したみたいに言う。
「でもあそこじゃ雨が降ったらびしょ濡れだよ」私は言う。
「犬小屋作ろうよ。俺得意だし」オッカが言う。オッカのお父さんは大工さんだ。だからオッカは工作が得意だった。
「出来るんじゃない?」キムは言う。
「出来るかな?飽きちゃわない?」と私は言う。
「大丈夫だって」とオッカは無邪気そうに言う。
「やってみようよ」とゆみは笑っていう。
「・・そうだね。」と私も言う。犬の気持ちを考えるとそれは正しいことに思えた。
「とりあえず、飼い主は探そう。その間は飼う。」とゆみは言った。
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「うん!」といつも通りの返答をする。
「オッカ、ゆみ行こう」といつものメンバーに声をかける。ランドセルを背負い、先生にさよならと挨拶し教室を出た。
「今日の給食旨かったよな!」とオッカは言う。
「うん!肉じゃが一番好き」とキムは言う。
「えー私はシチューが好きだな」とゆみが言う。
「うーん迷う。カレーも捨てがたいし、麻婆豆腐も・・・」給食はどれも美味しかったから、考えれば考えるほど迷う。
「確かになー。でも俺はやっぱ肉じゃがだな」とオッカは頷いている。
「明日のプール嫌だなー」ゆみは暗い顔をして言う。
「なんで最高じゃんプール」とキムは言う。
「うーんだって泳げないんだもん。皆は泳げて良いな」
「そっかー、でも涼しいからいいじゃん」オッカが言う。
「うーん・・そうだね」と言いゆみは繕うように笑顔をみせた。その時に何か他の心配事がある様に感じた。
「大丈夫?」と私は聞いた。
「うん・・大丈夫」
「ならいいんだけどね」
「犬がいる」とオッカが急に言う。
学校をでて、通学路の途中にあるお地蔵さんの前に犬がいた。
「柴犬だ」と私は言い寄ってゆく。
「可愛い」と言い、犬を撫でると愛想よく頭をすり寄せてきた。
皆も可愛いと言い犬を撫でる。
「どうしたんだろう?首輪もつけてないし」ゆみは言う。
「野良かな」とオッカは言う。
「うーんそうかも」と私は思う。
「そっか」とキムは言う。
「どうする?」とゆみは言った。なにを?
「どうするって?」オッカは言う。
「だってこのまま放っておけないよ」
「なんで?」
「うーん、誰か連れて帰れない?」とゆみは訊く。
「無理だよ」と私は即答してしまう。何度か猫やうさぎを連れて帰ったがアパートでは動物が飼えなく、親に怒られ、話すことになったからだ。ゆみがそんな事を言う事が良く分かったが何度も同じことをして、その度に放すことになる悲しさがもう嫌だった。
「うちも無理だ。」とキムは言う。
「急に言われても」とオッカは言う。
「でも、このままだったら車に轢かれちゃうかもしれないし、餓死しちゃうかもしれないし、保健所に連れてかれちゃうかもしれないよ。そしたら、このこ死んじゃうんだよ」と大変な話しをする。
「そうかもしれないけど」とキムは困惑しながら言う。
「分かった。取りあえず聞いてみよう」とオッカは言い、皆でオッカの家まで行くことにした。
「ダメだって」とオッカは家から出てくるとそういう。
「・・・皆で飼おうよ!」とキムが提案する。
「・・どうやって?餌は?」ゆみは訊く。
「そんなの隠して持って来ればバレないよ。場所は秘密基地があるし」キムはもう決定したみたいに言う。
「でもあそこじゃ雨が降ったらびしょ濡れだよ」私は言う。
「犬小屋作ろうよ。俺得意だし」オッカが言う。オッカのお父さんは大工さんだ。だからオッカは工作が得意だった。
「出来るんじゃない?」キムは言う。
「出来るかな?飽きちゃわない?」と私は言う。
「大丈夫だって」とオッカは無邪気そうに言う。
「やってみようよ」とゆみは笑っていう。
「・・そうだね。」と私も言う。犬の気持ちを考えるとそれは正しいことに思えた。
「とりあえず、飼い主は探そう。その間は飼う。」とゆみは言った。
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