IMSI冨野です。
12月26日、IMSIにて、
英国臨床アロママッサージ研修ツアーの説明会
兼
先日ロイヤルフリーホスピタルで研修を受けてきた鈴木希先生による、「英国医療現場におけるセラピーボランティア研修報告会」が開催されました。
アロマセラピスト、リフレクソロジスト、セラピーを勉強中の方、鍼灸師、介護福祉士、イギリスから帰ったばかりの方など、
多くの方がいらしてくださいました。
ご参加の皆様、年末のお忙しい中、ありがとうございました。
ボランティアセラピストの心構え、
日本と英国の違い、
病院でセラピーをするにあたって必要な事、
実際に行われている施術のデモンストレーションなど、
盛りだくさんの内容でした。
ロイヤルフリーホスピタルでは、全ての病棟にて、
患者さんへのボランティアマッサージが行われています。
どんな病の中にあっても、
希望すれば、毎日アロママッサージが受けられるのです。
(勿論、医師の許可は必要ですが、
「身体に触れられないのであれば、優しく顔に触れればよい」
「頭部に触れられないのであれば、足に触れれば良い」という事で、
医師が許可を出さないというケースは少ないのだそうです)
↓ 現地での研修の様子
ロイヤルフリーホスピタルでは、
セラピストは「マッサージをする人」だけでなく、
患者さんの話し相手になったり、
心を照らす太陽になったり、
子どもの患者さんのためにパーティーを企画したり、
身寄りのない患者さんには、手を握りながら最期のお見送りをしたりもするのだそうです。
「マッサージが上手い」だけでは、セラピストは務まらないのです。
こちらの写真、右側のビッグスマイルの紳士が、ロイヤルフリーホスピタル補完療法チームのリーダー、キース・ハント先生です。
↓
病院の中では、いつでも明るい色のTシャツを着て、笑顔を振りまき、ジョークを言って歩いています。
キース先生は、2014年にはIFPAカンファレンスのために来日、Treat, not a Treatment(治療ではなくご褒美)という素晴らしいスピーチをして下さいました。
そして、IMSIとJEAさんにて、とーっても素晴らしい実技のワークショップをを開催し、セラピストとして大切なことを教えてくださいましたよ。
来日ワークショップレポートはこちら ↓
http://www.imsi.co.jp/tomilog/1780/
http://www.imsi.co.jp/tomilog/1795/
http://www.imsi.co.jp/tomilog/1805/
報告会では、ロイヤルフリーホスピタルやキース先生のお話を聴くことが出来て、心が洗われ、セラピストとしての原点に立ち返ることができました。
2016年6月に開催される臨床アロママッサージ研修ツアーは、当日の時点で、残席あと1名だったそうです。
IFPA会員の皆さんの英国の医療現場でのアロマセラピーへの関心の高さに驚かされます。
これからも、IFPA認定校一同、英国のアロマセラピー事情、そして技術だけでなくセラピストとしての姿勢などもお伝えしていきたいと思います。
(現地の写真は、IMSIの鈴木希先生からお借りしました)