ブログを始め、はや約20日。だいたい毎日一定数の固定客がついてくれている感じで、本当にありがとうございます 

みんな元気にしてますかー?夏バテしてませんかー?

 そろそろ教育実習シーズンですね。その対象となる人がいるのであれば、がんばってくださいね☆

 

 何回か前に「8月中に授業について書いてみます」と書いたので、

何か書いてみましょうか。いまだ自分もダメダメだと思っているので、たいしたことは書けません。(頑張りましょう

もしかつて授業を受けてくれた人なんかは「そういや、そうやったな」と、

授業の種明かしになると思うので、そういう楽しみ方をして読んでください。

 

まず大前提としてウソを教えちゃダメなので

十分に教材の研究を行うのは、当たり前なんですが、

その上で、授業で心がけてきたことは何?と誰かに聞かれたら…

とりあえずは「テンポが大事」って答えるかなあ。

 

テンポが良いと引き込まれるし、テンポが悪いとグダグダになる。

そのテンポの目安は、だいたい生徒自身のテンポよりも、2ミリくらい先を行くくらいのテンポが良い感じだと思います。それくらいのほうが生徒はついてこようとしてくれます。

 で、そのテンポについてですが、ボールが弾むようなテンポが理想。

「ポン、ポン、ポン、ポン!」と弾む感じというんでしょうか。

「えー、次何やるんだっけ?」みたいな妙な間を作っちゃダメです。

 

ボクはこの妙な間を作らないよう、保険としてプリントに「次に何をやるのか」を暗号で書いています。しかも目立つ色ペンで。

その上で、早朝に「脳内リハーサル」的なものを必ず行い、頭の中で流れを1回通します。で、そのときに思いつくアイデアもあるので、

そのアイデアも入れて、頭の中でもう1回通します。2回は通しますね。

 

テンポというのは本当に大事で、生徒のまぶたが重たくなるか、興味津々で聞いてくれるか、という分岐点ともなる重要なポイントです。 

テンポと絡んでくるものとして、「発問」というのがあります。生徒に何をたずねるかということです。

 

<失敗あるある その1>

発問して、生徒が「わかりません」を連発する。他の生徒に当てる。「わかりません」と言われる。最後に実習生が答えを言わざるを得なくなる。

何のために当てたんだという空気だけ残る。

<失敗あるある その2>

発問して、生徒が「…」と黙る。ヒントを出し続ける。それでも「…」と黙る。

1人の生徒を妙に長く引っ張ってしまって、妙な間だけが流れてしまう。

そしてこの引っ張っている間、他の生徒はヒマをしてしまう。

答えがわかっている生徒には「早く答えを言ってくれ」あるいは「先に進んでほしい」とさえ思わせてしまう。

 

この2つが2大あるあるなんですが、これを避けるには「わかりません」とは言わせない発問を準備する必要があります。

 

自分はこれを「ジャブ」のような発問と勝手に呼んでいます。

つまりは、絶対答えられる質問をジャブのように出すのです。

例えば「toの次には、動詞の?」「原形です!」くらいの。

例えば「過去より前のことは何完了?」「過去完了」くらいの。

生徒と会話のキャッチボールしながら、ポン、ポン、ポーンと進めてテンポを出すのです。

 

「わかりません」と言わせない別の手は「AB、どっちと思う?」の二択でたずねるとか。2択だったらどっちか言ってくれるし、もし2択をはずした場合でも「惜しいぞ!」とか切り返しもできます(笑 2択で惜しい、はないか)。

 

このように、テンポを出したいとき、絶対答えられる質問を無作為にパ、パ、パ、パ、と当てていき、生徒の中にある種の緊張感をつくることができます。

生徒は、自分も当てられるかもしれないから、よく聞こうとしますしね。

これが「ジャブ」のような発問の効果です。

ボク自身はこういうことを大学時代の塾のバイトで学びました。

(そういう進め方を良しとする塾だったので。勉強になったなあ。)

 

また、ジャブとは違って、あえて答えが何択かある質問をする場合もあります。

クイズっぽい発問っていうのかな。もちろん、狙いはこちらに気を引くためです。

 

仮に「飛行機って言葉を作った、日本の作家って誰やと思う?」と問うたとします。

答えは森鴎外なんですけどね(「へえ!」)。

この場合みんなに「え?誰やろ?」という興味の空気感を作ることが一番大事です。

 

「日本の作家」って言うてるんだから、誰か答えようがある質問だけれど、

黙る生徒はいるんです。でもいいんです、それで。

だって、こちらも難問なうんちくを出してるんだから、パッと答える方が不思議。

 

こういう「当てもの」的な発問の場合、1人の生徒を引っ張らないこと。

生徒が黙ったら「よっしゃ、考えといてね」という台詞とともに、パッと違う子に当てる。またその子も黙ったら「考えといてね」で、パッと違う子に当てる。

へんな間を作らず、テンポを落とさないこと。

あくまでもここはみんなに「え?誰やろ?」という空気を作ることが目的なのだから。で、「わかりません」って誰かが言ったとしましょう。

じゃ、きちんと用意したヒントを出してあげてください。

たとえば「文豪と言われた人やん!」とか。

 「文豪」と聞いたら、きっと生徒たちも隣の子と「きっと夏目漱石やで」とか小声でしゃべるでしょうね。

「はい、XXさん!」

「夏目漱石?」

「惜しいなあ!ドイツに行った人や(←これ第2ヒントやね)」

「うーん」

「医者やねん。口ひげはやしてるねん」

これくらいヒントを準備すれば、きっと答えが出るでしょうから。

クラスが一体となっているムードが浮かぶでしょうか。

 

もし、ヒントを出し尽くしても、答えが出ないときは「ハミング」をよくやります。

森鴎外だったら「ンン、ンーンン」とか言って「ン」の音で森鴎外を表すわけです。

これも場が和むんです。

 

最後に生徒に、恥ずかしい思いをさせないよう気をつけたいです。

勇気を振り絞って言ってくれた答えがたとえ間違えだったとしても、

「あ、なーるほど」とかいったん受け止める。

たとえば「東野圭吾!」と答えたとして

「あー、なるほどなあ。人気作家やなあ。ん?でも東野さんが人気出る前から、飛行機って言ってたぞ?もっと古い人やなあ」とかね。

 

あるいはわざとひっかけるために当てた場合であっても

「この間違いはXXくんだけじゃないでー。このクラスの8割くらいの人が同じ間違いするねんでー。」とか「授業で間違えたら、試験では間違えへんから、得したなあ」とか、必ずフォローするようにしています。

 

実習生は、下調べが精一杯で、それを伝えることだけで精一杯な子も多いんですが、

それは単なる下調べであって「授業の予習」ではありません。

予習というのは、上述してきたような「情景を思い浮かべながら、いろんな事態を想定した、シミュレーション」それこそが予習なのだと思います。

 

ボクなんかはアドリブが下手なので、どのタイミングで黒板を消してとか、左面だけ消すとか、右上だけ消すとかも、事前に決めることが多いです。それも自分のプリントに暗号で書いておいたりします。

 

当然、経験値が高いほど、こういった状況を思い浮かべてシミュレートすることは容易になります。

一方、自分も実習生だったときそうだったようにに経験値がまだ低い場合は、なかなかシミュレーションしろと言われても難しい…。

そんなときには自分が生徒だった頃を思い出してみて「こういう授業されたらしらけたなー、活気づいたなー」とか、生徒目線になって考えてみるといいと思います。

つまり、自分がやろうと思っている授業を、自分が生徒として受けたら、どんな感じなのかという視点ですよね。(これは自戒の念も込めて。)

 

とかいいながら、ボクもまだまだ未熟も未熟。頑張っていきましょう☆

 

<今日のクイズ>

「肩がこる」という表現を最初に用いたとされる、日本の文豪は誰?

<今日の英語>

「最近、肩がこるわ」 I’ve had a stiff neck recently.

have a stiff neck 肩がこっている  stiffは「かたい」の意味。かたい首を持っている。

recentlyは「最近」、現在完了と相性がいいです。よって have hadなのです。

 

クイズの答えは夏目漱石。漱石の前の時代は「肩がこるわー」とは言わなかったのか。ちなみに「ロマン」に「浪漫」という漢字を当てたのも夏目漱石であります。