表情豊かで愛情深いシーズーは、多くの家庭で愛されている犬種です。しかし、プライドが高く頑固なところがあるため、しつけ方を間違えるとわがままし放題になってしまうことも。今回はシーズーを飼うときのポイントと、しつけ方についてご紹介いたします。
また、食事管理だけでなく、適度な運動も大切です。毎日の散歩はもちろん、室内でもおもちゃなどで遊んであげると良いでしょう。活発なシーズーですが、太って体が重くなると散歩も嫌がってしまいます。食事と運動のバランスが大事です。
特徴
シーズーは温厚で人懐っこく、老若男女関係なく仲良くできる犬です。ひとり遊びも上手なので、飼いやすいと言われています。しかし、飼いやすい=世話が楽、と誤解してはいけません。
シーズーは長毛のダブルコートです。抜け毛はあまりありませんが、頭の毛でも床につくほど伸びるので、頻繁なブラッシングが必要です。特に注意したいのが、皮膚に近くて分厚いアンダーコート。濡れるとなかなか乾かず、毛玉もできやすいです。皮膚炎などの病気の原因となるので、毎日アンダーコートまでほぐすような念入りなブラッシングを忘れないでくださいね。忙しい人はフルコートにせず、毛を短くカットして飼うといいでしょう。
注意点
シーズーは寒さには強いですが、暑さには弱い犬種。ダブルコートで熱がこもりやすい毛並みのため、夏場に熱中症になりやすいのです。暑い日には涼しく過ごせる対策を取る必要があります。
シーズーは室内犬として飼われていることがほとんどなので、まず室温調整を徹底しましょう。暑い夏の日にはエアコンで室温を25℃前後に調整して様子を見てあげてください。また、涼しく感じる犬用マットを用意してあげましょう。
夏場は涼しくなるカットスタイルがおすすめです。厚い被毛のままでは蒸れやすいため、皮膚病や体臭の原因になります。
ただし、切りすぎないよう注意してください。散歩のとき照り返しで地肌が熱くなってしまうので、あくまで少し短くする程度に。できれば、散歩は朝晩の涼しい時間帯が望ましいです。
また、シーズは小さい体ながらも、かなり食欲旺盛といわれ、欲しがるだけあげるとすぐに太ってしまいます。愛嬌のある顔で甘えられると、ついついおやつをたくさんあげてしまいそうになりますが、肥満は心臓病のリスクが高まり、関節や腰の病気の原因に。食事の量は厳しくコントロールしてください。