疑問も解決されていないので、再掲します。
人間が放出している二酸化炭素は、増加している二酸化炭素の何%にあたるでしょうか?
50%?80%?
どれくらいだと思いますか?
まずは、地球全体の全ての空気の重さは、
1cm2辺りの気圧=重量は約1Kgなので
地球の表面積 6.1X10^18(m2) = 6.1X10^22 (cm2)
地球の全空気質量 6.1X10^22 kg
ここで2007年の全世界の二酸化炭素排出量288億トンから
2.9 X 10^10 Ton/年
2.9X10^13 Kg/年
となります。
全二酸化炭素排出量を、地球の大気の全質量で割ると
2.9X 10^13 ÷ 6.1 X 10^22 = 4.8 X 10^-10
= 4.8 X 10^-4 ppm
人間の活動が凄いように見えて、実は地球からすれば耳糞のような存在に過ぎないことがわかりますか?
288億トンという絶対値に騙されてはいけないということです。
では、今度は二酸化炭素濃度の増加からどのくらいの二酸化炭素が増えたのか計算してみましょう。
データが少々古いですが、
西暦1800年当時280ppm
2006年 381ppm
増加分は 381-280=101ppm
上の地球の全大気重量から
6.1X10^22(Kg) X 101 ppm
=6.1 X 10^22 X 101 X 10^-6
=616.1 X 10^16
≒6.1 X 10^18 (kg)
6.1 X 10^15 Ton
えっと206年間なんで一応割ってみます。
6.1 X 10^15 ÷ 206 = 3.0 X 10^13Ton
年平均30兆トンですね。
人間の排出量が300億トンとすると、ちょうど0.1%ぐらいが人間のせいと言えそうですね。
倍違うとか、4倍違うとかそんなことはどうでもよろしい。
問題は、その程度の桁数だということです。
0.1%や0.2%のことが引き金になって、のこりの99.8%が引き起こされるのかよ?
ってことですな。
その可能性は低いし、お隣の星が無人なのに温暖化しているのをみると
人間のせいじゃなく、ただ日射量が増えただけだと推論できます。
二酸化炭素が増えたのは温暖化の結果として自然から出てきたと考えるのが普通。
そう思いませんか?
気球温暖化は人間のせいなの?
という話をすると、かならず
「こんなにエネルギーを使っているのに人間のせいじゃないわけがない!」
と言い出す。
何が何でも人間の活動が出す二酸化炭素が温暖化の原因だと
まるで宗教のように信じている人たちは、
必ず
印象論でしか主張しない。
物事を俯瞰して全体をまず眺めてみると言うことを
絶対にしないわけです。
大半の印象論は「頭で空想する地球」の規模が異常に小さいことから、間違ったイメージに結びついているのでしょう。
違います?