個人的にはガルバか塗り壁を希望していたが、家庭内で意見が割れた。



ガルバは工場みたいで、塗り壁は古臭くて嫌なのだそうな…

どちらも格好良い外壁の代名詞だと思っていて、そんなイメージが無かったので衝撃だった。


タイル貼りが良いと言ってきたが、まー高い。無理無理。


結局折衷案であり、コストとメンテナンス性のメリットから窯業系サイディングになった。



とは言え、サイディングの嫌いなところを挙げると


・数年経ってからの苔・雨だれ・排ガス汚れ
・コーキングが目立つ
・質感


それらを多少なりとも軽減出来そうなのがケイミュー(クボタ松下電工)だったので採用することにした。




数年経ってからの苔・雨だれ・排ガス汚れ

白いサイディングの家でよく見掛ける、最大の問題点。サイディングが嫌いになったきっかけでもある。


ケイミューの窯業系サイディングにもグレードがある。
レージェル>光セラ>親水パワーコート>親水(16/15/14mm)


注目は光セラ以上のグレードの製品。
光セラは光触媒を採用したサイディング。光触媒を採用しているメーカーはケイミューとTOTOしかない。


光触媒は紫外線によって有機物(汚れ)を分解、水によって超親水作用を利用して汚れを流し落とす機能がある。


弱点は日当たりが悪いと効果が今一つなところ。反射光でどこまで機能するかは見ものである。



コーキングが目立つ
ケイミューのもう一つのウリがコーキング材「スーパーKMEWシール」


耐久性と防汚機能が付いたコーキング材で30年経ってもひび割れしない事を特徴としている。


色褪せもしづらいらしい。ちなみに光セラとスーパーKMEWシールのセットで15年補償としている。



質感
のっぺりした感じが嫌いな人多いのでは。要因は凹凸の浅さと塗装の単調さの両方にあると思う。


凹凸を付けるには厚みが必要。サイディングにも厚みが色々あって、厚い方が上位グレード。


厚くなることでデザインの幅が広がるのと、金具留め施工になる。


耐火性は厚い方が優位だと思っていたが、どれも45分(耐火等級3)だった。


また、厚いからと言って重い訳ではない。空中軽量を行い、薄いもの同等かそれ以上の軽量化をしている。


色についても上位グレードになると塗料の色数が増えたり表面に砂やカラービーズを吹付けるなど質感向上を図っている。


最上位のサイディングはフルカラー印刷と言った感じに細かな点描で色を乗せ、ザラザラした表面をしていた。


塗装の種類や手法は下記pdfが参考になる。
サイディング塗装仕様




我が家は多色塗装の凹凸も遠目からでも感じられるものにした。汚れの目立たない色にしたのもポイントだと思っている。


サイディングというと貼り分け出来るもひとつの特徴ではあるが、形に沿わずに貼り分けると途端に建売っぽくなるので注意が必要。


とりあえずバルコニー内側など影が落ちて暗くなりがちな面は白くて反射しそうな形状のものを採用した。


その他は特に貼り分けず、至ってシンプルに。




その他の外装要素としては…


まず、屋根。
スレート葺でこちらもケイミュー。コロニアルグラッサ。
屋根材は拘らなかった。色褪せ、軽さ、遮熱など本来は気にするべき要素はあったのだが。



窓はLIXILのサーモスL。今回は意匠性の話だけに。
サッシは内外が同色になるタイプだったので、内装も考慮しなくてはならない。ここはシンプルに白にした。サッシの色にもトレンドがあるらしい。


設計さん曰くブロンズ→シルバー→黒→白と変遷したらしい。本当?



ガレージの電動シャッターは最安値のLIXILで。
三和や文化は良いものが多いがお値段が倍くらいする。我が家にとってLIXILの価格は救世主。


ただ、スラットが細めなので商店街のシャッターに見えないか少々心配。



玄関ドアはガレージシャッターのカラーリングに合わせたものに。
営業さんの案内ミスでグレードがワンランクアップしたのはラッキーだった。


採光できるようガラス面があるものに候補を絞る。
ガラス面を大きく設けている玄関ドアでガラスが割れたら鍵に手が届くものが意外と多い。防犯面を考慮してガラスが割れても鍵に手が届かない形状のものを選んだ。