買った雑誌の紹介です。

今回は「建築知識 2019年9月号」です。

建築知識は私たちのような建て主のための雑誌ではなく、工務店など施工側が読むような専門の雑誌です。

正直、価格的に折り合いが付きそうにないので総二階も検討し始めてはいます。

とはいえ、結果的に総二階であろうと一階の間取は平屋そのもので考える必要があります。

高齢になり二階に上がるのが辛くなった場合に、一階部分のみで暮らす必要があるためです。

無理やり理由をつけたところで、平屋特集の内容です。

①成功の方程式

10項目、ひとつの項目につき数例ずつ紹介されています。

例えば狭い建坪では「廊下を作らない」といったやり方で居室の広さを担保します（これは予算を削る本でも紹介されていました）。

また、逆に廊下を作り、廊下に一面の収納を作ることで居室の収納を作らずコンパクトな部屋にしてしまう手もあります。

平屋では、床や天井がフラットなままでは単調になりがちです。

床や天井に段差をつけることで壁を設けずに、異なる空間をつくることが紹介されています。

この項目はかなり豊富です。

実例と共に動線・採光までも考慮して紹介されているため、平屋を考えている場合は必見です。

②平屋設計のお悩み解決

平屋はメンテナンスに関わるランニングコストが安いことが紹介されています。

また、光熱費を安くするために天井高を低めに抑えたり、壁や扉で仕切らない、床下を暖房のチャンバーにするなどの方法も紹介されています。

建て主にとっても有用な項目ばかりです。

③平家の小技

庭、玄関、間仕切、子供部屋、浴室、収納、天井、猫、薪ストーブなど。

平屋ならではのメリットをいかしたり、逆にデメリットを軽減するような視点で描かれています。

④特集を読み終えて

日経ホームビルダーと比較すると、間取りの例が豊富です。

そういった意味では私たちのような建て主にも読みやすい雑誌と言えます。

総二階にも傾きかけていた気持ちですが、読むともう平屋しか考えられません。

平屋は一割増とは言いますが、総二階の40坪で坪60万円だとすると2400万円ですが、平屋の35坪で多めに見て坪70万円だとしても2450万円で、値段はほぼ変わりありません。

廊下や階段の面積を考えれば、私たちの建てようとしている30〜40坪程度の狭い家においては、変わりがないといえます。

頭の中でしっかりと家のイメージを持つべきです。

この雑誌は、その一助となると思います。

最後に、再度リンクを貼っておきます。

おわり

雑誌紹介 「建築知識 平屋設計 成功の方程式」

雑誌紹介「建築知識平屋設計成功の方程式」