その1の続きです。

大手HMと違い、工務店はモデルハウスがない場合があります。

が、せらら工房はあるのです。

一応、体験宿泊をする家も兼ねていますが。

特にレンガ積みの断熱効果がどの程度のものなのか？できるだけ寒いタイミングで宿泊してみたいと考えていました。

残念ながら今年の冬は暖かいですが、それでも夜間は10度以下にはなります。

私は前回せらら工房はなんとなく見ましたが、妻や子供はまだ見ていませんし、ちょうど良い機会ですので体験宿泊をしました。

宿泊するモデルハウスは、前回社長さんとお話しした本社の隣にあります。

写真を見返したのですが、残念ながら裏側からしか撮っていませんでした。

しかし、裏側からでも質感は良好です。

これで築7,8年経過しているそうです。

まず、18時にチェックインし設備の使い方の説明を受けます。

この頃気温は10度程度だったと思いますが、中は暖かかったです。

0歳の子供も問題なく過ごせます。

「一度温まると冷めにくいが、温まるまでが長い。一応、朝から暖房を入れて暖めて、今は切ってある。床暖房のみ弱めに運転している状態」

空調が何も動いていない状態で床暖房だけでしたが、そうは思えない程度に快適です。

荷物を解いたら、近くのレストランに食事に向かいました。

出かける前にバタバタしていたため上着を忘れた妻に、私の上着を貸して食事に行って戻りました。

多分外気温は7度くらいだったでしょうか。

そうなると、モデルハウスに戻るととても暖かく感じました。

子持ちなので忙しく、今度はすぐ入浴です。

ほっカラリ床が快適でした。

エアコンもつけていないのに、脱衣所も風呂場も寒いと感じることはありませんでした。

風呂上りにリビングでぼーっとしていると、吹き抜けの窓からオリオン座が見えました。

これは採光のための窓ですが、星も見える（場合がある）というのは案外良いかもしれません。

子供を寝かしつける頃、さすがに少し肌寒く感じるようになりました。

室内の温度計を見ると19度です。

おそらく外気温も5度程度でしょう。

キッチンにあったエアコンを24度設定の暖房にします。

が、なかなか暖まりません。

社長が、温まるのに時間がかかるとおっしゃっていた事を思い出します。

結局、3時間程度かけて22度まで上がりました。

床暖房のおかげでそこまで寒いと感じませんでしたが、やはり床暖房だけでは心許ないと思います。

その代わりに、3時間後は二階などどの部屋に行っても暖かいと感じました。

頻繁にエアコンのオンオフはせず、全館空調のように付けっぱなしのほうが色々と良い気がします。

高気密高断熱住宅の特徴がよくわかった気がしました。

朝になると、夜は星が見えていた窓から光が入ります。

写真では写真の露出が空の明るさに合わせてあるので暗く見えますが、実際はかなり明るい空間でした。

妻は「これくらい明るいのが良い」と上機嫌です。

私も直射日光が入らないのであればこの程度明るい方がいいです。

妻が、植物さえも嫌がるような直射日光を欲しがるのが嫌なだけなのです。

そんなに直射日光が必要なのは干し椎茸くらいです。

高気密高断熱住宅でよく話題に上がる「音がよく通る」というのは、確かに感じました。

特にこのモデルハウスでは部屋を仕切るドアがほとんどなく、リビングの大きな吹き抜けの存在もあると思いますが、どの部屋にいても話し声が聞こえます。

このモデルハウスには宿泊者が書くノートみたいなものがあるのですが、それにも音の通りを指摘する声が多かったように思います。

この辺りは、壁やドアをうまく使う必要がありそうです。

宿泊が終わると、妻も交えて本社で社長とお話しです。

納期の話、外構の話など。

妻も納得するまで質問をし、やはりどれも的確な答えが返ってきました。

来るまでは「レンガの家とか目立ちそうで嫌だ」と言っていた妻ですが、実際に見て泊まると「思ったほど悪目立ちはしなさそう、暖かかったし明るくて快適だった」と好印象でした。

確かに目立たないといえば嘘になりますが、「浮く」という感じにもならなそうなのがレンガの魅力だと思っています。

かなりせらら工房に気持ちが傾いていますが、あと数社は見比べたいです。

土地割の問題もありますし、少しずつ片付けていこうと思います。

おわり

HM選定 せらら工房 その2 体験宿泊

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