いつも楽しみに見せていただいているブログですが、ちょっと気になったので。
要約すると、とある人が書いた記事に対して、24時間換気の排気ファンは室内の汚れた空気を出す場所なので、そこにフィルターを付けるなんてわかってないなってことなんですが、まぁ、確かにそうなんですけど世の中的にはそうでもないことがあるよってことを主張したい。
今、私が住んでいる賃貸にはマックス社の24時間換気が取り付けられています。
もちろんおっしゃる通りフィルターはないのですが、この24時間換気、非常に掃除しづらい。
グリルを外すのもひと手間ですが、中のシロッコファンが素人には解体できない構造になってるためについたほこりの掃除ができない。
掃除機ですったくらいではシロッコファンの羽に張り付いたほこりは取れないため、放置すると羽全体にほこりが付着して、ファン全体が詰まるという欠陥品だったりします。2015年に新築された大手の集合住宅なので、古い設備ってわけじゃないです。世の中にはいまだにそういったメンテナンスに不備のある機器がたくさん出回っている現状があるんで、排気口とはいえフィルターを取り付けて、ファン自体のほこりの付着を抑えて、ファンの性能を正常に保つもの間違いではないのではと思います。
フィルターを付けると排気量が減るよっていうのも、そりゃそうなんですけど、フィルターの目の細かさとファンに対する距離によるかと。目の粗めのフィルターを使ってもある程度効果は出ますし、フィルターの圧力損失はフィルターを通過する風速も感度があるので、ファンからある程度距離が離れていたり、蛇腹織りでフィルター面積を増やすと影響が少なかったりします。使ってるファンがシロッコファンであれば、圧力損失に対する風量減が少ないのでさらに問題は少ないと思います。
フィルターにほこりがつき始めると、圧力損失は大きくなりますが、この記事ネタになったこの記事の著者も、粘着式の替えフィルターをあらかじめ換気扇の近くにストックして、頻繁に取り換えることを示唆しているので、一概に間違っていないのかなと思います。
フィルター有りで風量が落ちるか、フィルター無しでファン自体の性能ダウンで風量が落ちるかだったら、メンテナンスのしやすいフィルター有りを選択するのも一つの手かなと思います。自分の家ではそうするつもりですしね。
というわけで、現状賃貸の24時間換気の不良品っぷりに嫌気がさして、同じ対策を考えていた人間からの意見でした!