2月2日(土)斐伊川流域林業活性化センターの研修会
「民間住宅への地域材活用研修会」にしまね木造塾も協力、参加してきました。
アトリエフルカワ一級建築士事務所代表 古川泰司氏による
「地域の木材を地域の建物に活かす」~木材活用はバケツリレー~
と題したご講演と、ワールドカフェ方式のワークショップの二本立ての研修会。
古川氏の講演は木材の性質からヤングやJASの表示制度。
日本の山の樹齢や今後の推移。製材用の用材を増やす必要性など、
多岐に渡り、まだまだお聞きしたいと感じることが多く、あっという間の1時間でした。
「日本で自給できる資源は林業のみ」
「山の木をいかにして使うかは建築士の使命」
「子供たちに木を届ける」
の言葉が強く心に残りました。
後半のワークショップはワールドカフェ方式で20分毎にテーブルを移動しながら
住宅への木材利用についてわたしたちが今できること、について話し合いました。
キーワードは
「コーディネーターの必要性」
「とにかく現場、山に出る」
「木育」「価値を伝える」等がテーブルに関わらず共通のワードとなりました。
「SNSや動画の活用」「大人の都合で考えない」(これは講演会の中の
古川氏の言葉ではっとさせられた言葉でもありました)等のキーワードも。
このように木材、製材、工務店、建築士が広く参加する研修会は機会が少なく、
お互いの意見に気付き、反省も多くあり、一つのもので繋がっているのに
立ち位置が違うとこんなに見過ごすことがあるのかと、驚きと共に
対話を続けていくことで何かが生まれるという可能性を強く感じる研修会でした。
つぼくらなみ