先週になりますが
文化庁の登録有形文化財修理関係者等講習、という長い名前の講習で
四国徳島の大歩危に行きました。





会場は大歩危の渓谷を見下ろす会議室。
涼しげな景色に見えますが、この日はなんと32 ℃。山間でこうなのですから、町中の暑さが予測できるというもの。






川沿いに張り出すように張り付く建造物。
高度差のある山を背景にした一枚の屏風絵のように錯覚するほどを急峻な斜面にある集落。
私の知っている山間部の集落とはまるで違います。

炭焼きや煙草で生計を立て、昭和期は道路工事などの公共で長らく生計を立てたとのこと。

山間のどんな家までも道路が付いた今、住まい手が無くなると同時に空き家になる家も多いとのこと。

それでも、生きている町。
他には代えがたい町だと感じる。

どうしたらこの文化が継承できるのだろう。
そこに住まう人が一番大切だということは分かるのだけれど。





阿波の青石。
緑色片岩。
繊維のように層で割けます。

この石はあちこちで見ることが出来ました。

阿波池田に続きます。

つぼくら