夏風の吹く広場〜JW.orgに載らないある暑苦しい男の思い〜

夏風の吹く広場〜JW.orgに載らないある暑苦しい男の思い〜

本当は爽やかな春風になりたいけれどなれない、暑苦しい夏風のブログです。

とうとうマスメディアが日本のWT組織内での性犯罪について取り上げ始めました。


内容を読んでみると、WT組織内の長老や奉仕のしもべなどの役職者が若い人などに性的なものを見せたりさせたりしていることで、その悪辣さに改めて驚かされました。


私が2017年にオフ会に行った時に、ある女性が子供の頃、同じ会衆に属していた当時の支部委員が、その女性の肩に手を置いてその手を前の胸のところまでずらして触って来たという話を聞いて驚き呆れました。


少なくとも、そのようなことは当人を傷つけ、一生辛い思いにさせるに間違いありません。ましてや、加害者が支部委員だとしたら、非常に信頼していた人からそのようなことをされたというショックは計り知れないと思います。


今回の新聞記事では、次のようにあります。


『「信者から性暴力を受けたことがある」という人は37人(うち35人が当時未成年)いた。当時未成年の35人についての被害内容(複数回答)は「衣服の上から、または直接身体を触られた」24件、「下着姿や裸を見られた・撮影された」11件、「唇や舌などを身体に当てられた」9件、「性交渉をさせられた」4件などだった。加害者が「長老」や「援助奉仕者(奉仕の僕(しもべ))」などの役職者だったと回答したのは、半数以上の19人にのぼった。』


どれも、本人にとってはおぞましい出来事であり、過去のことと割り切って考えることはまずできないでしょう。どれも、現代では一般社会でも即警察沙汰になるようなことばかりです。ましてや、神の清い組織と称されている中でこのようなことを長老や奉仕のしもべからされたとなると、精神的に受けるショックも計り知れないでしょう。しかも、加害者は排斥されていない場合が多いのではないでしょうか?


このような、一般社会でもおぞましいと感じられるような事件は、神の清い組織の中で、特に長老や奉仕のしもべなどの役職者が加害者であるならば文字通り「1件すらあってはならない」事件だと思います。なぜなら、日頃一般社会を「汚れたおぞましいサタンの世」と言って侮蔑してそこから得られる良いことすら否定している組織の中で起きたことだからです。


そして、何よりももし、JWどうしが恋愛関係になってこのようなことを「両方の合意の上」でやった場合には、審理委員会でセクハラまがいに根掘り葉掘り聞き出して排斥にし、親子や兄弟の人間関係までも永遠に破壊し続けているのではないでしょうか?


あまりのダブルスタンダードに身震いがします。


このようなおぞましい事件を「1件たりともあってはならない」と考えることは全否定思考だという意見は、私は全く理解できませんね。その後の、もっと締め付けなければならないと言っていることは単なる話のすり替えです。なぜなら、どれだけ顔を見せなくしていても、そうした人たちはそれに関係なくそうしたことをやってくるからです。


一般社会で許されることを許さず「高い道徳基準」を豪語しているWT組織内であればこそ、この報道された性的虐待は「1件たりとも」起こってはならない性質のものなのだと考えます。