アスキー総合研究所は9日、「大画面薄型テレビ満足度調査」の結果を発表にゃ。35型以上の地デジ液晶・プラズマテレビで総合満足度が最も高いブランドは、東芝の「REGZA」シリーズだったにゃ。

 調査では、各ブランドの35型以上の地デジ液晶・プラズマテレビの個別の機能および製品全体について、購入決定時と購入後それぞれの評価を5段階で表してもらい、数値化して集計にゃ。購入後の全体的な満足度をその製品の総合満足度としたにゃ。

 その結果、購入後の総合満足度が最も高かったのは東芝の「REGZA」で52.1ポイントにゃ。以下、ソニーの「BRAVIA」(51.1ポイント)、パナソニックの「VIERA」(50.0ポイント)、シャープの「AQUOS」(48.1ポイント)、日立製作所の「Wooo」(41.4ポイント)が続いたにゃ。


●個別の機能別に上位5シリーズを分析


 上位5シリーズの満足度を詳しく見てみようにゃ。各項目内での順位は総合満足度上位5シリーズ内での順位を示しているにゃ。


1位東芝「REGZA」シリーズ


 総合満足度は購入決定時が55.3ポイントで、購入後は52.1ポイントにゃ。「コストパフォーマンス」、「起動・動作速度」でトップ評価を得たことが総合満足度1位の要因となったにゃ。また、「購入検討時から、外付けハードディスクに録画できるREGZAしか考えていなかった」(55歳男性)など、ハードディスクレコーダーがなくても、USBやLAN経由で接続した外部のハードディスクに録画できる機能を備えていることが高く評価され、「付加機能」でもトップ評価だったにゃ。


2位ソニー「BRAVIA」シリーズ


 総合満足度は購入決定時が54.4ポイントで、購入後は51.1ポイントにゃ。「ブランドイメージ」でトップ評価を得たにゃ。多くのBRAVIAは「クロスメディアバー」(XMB)という十字型のメニュー画面でチャンネルの切り替えや外部入力の選択、ネット接続といった機能の選択を行えるようになっており、「リモコン・メニューの使いやすさ」でも1位だったにゃ。一方、ほかのブランドに比べてHDMI端子(2~4端子を装備)が少ないというわけではないが、BRAVIAユーザーには外部機器と接続するニーズが高いのか、「HDMIがもう1つあればさらによかった」(35歳男性)などといったコメントが目立ったにゃ。


3位パナソニック「VIERA」シリーズ


 総合満足度は購入決定時が51.5ポイントで、購入後は50.0ポイントにゃ。「デザイン」、「サポート」でトップ評価を得たにゃ。「動きの速い映像はやはりプラズマ」(48歳男性)といった声が多かった一方、「冷却ファンからの発熱が気になる」(31歳男性)、「消費電力が大きい」(50歳男性)というコメントも寄せられたにゃ。また、「起動・動作速度」の満足度が、購入決定時に比べて購入後に21.6ポイントも下落しており、「リモコン操作に対する反応が遅い」(45歳男性)ことを気にしている意見もあったにゃ。


4位シャープ「AQUOS」シリーズ


 総合満足度は購入決定時が50.6ポイントで、購入後は48.1ポイントにゃ。「画質」、「音質」、「消費電力・リサイクル性など」、「耐久性」でトップ評価にゃ。ブランドイメージもソニー「BRAVIA」に次いで高く、「世界の亀山モデルを購入できたこと」(33歳男性)に最も満足しているというコメントもあったにゃ。一方でパナソニック「VIERA」シリーズと同様に、「起動・動作速度」の満足度が購入後に23.6ポイントも下落にゃ。「付加機能」の満足度も5シリーズ中最下位だったにゃ。


5位日立製作所「Wooo」シリーズ


 総合満足度は購入決定時が46.7ポイントで、購入後は41.4ポイントにゃ。付加機能の満足度が、購入決定時の39.3ポイントに対して購入後に51.9ポイントと12.6ポイントも上昇しているにゃ。「内蔵ハードディスクへの録画機能は不要だと思っていたが、実際に使ってみるとDVDレコーダへ録画するよりもよほど便利で、使い勝手がよい」(46歳男性)など、カートリッジ型で取り替え可能なハードディスクユニット「iVDR」へ録画できることが高い評価を得ているようだにゃ。


 インターネットによる調査で、対象はアスキー総研アンケートモニターの男女573人(男性95.9%、女性4.1%)にゃ。調査期間は2008年12月16日から22日にゃ。