簡単に言ってしまえば、チャートを使い過去の値動きを参考にして、実際の売買タイミングを計るという分析法です。株式投資のみならず、為替、先物取引などすべてのマーケットに使える便利なものです。
まず、株価チャートはヤフーファイナンスやインフォシークなど多くのサイトで見ることができます。縦軸が株価、横軸が時間の流れになります。このように「時間」と「値段」をグラフでわかりやすく表わしているのがチャートです、これを使って「いくらで買うか」「いつ買うか」「いくらで売るか」「いつ売るか」を考えるのがテクニカル分析になります。多少相場を理解している人だと、テクニカルに対し「そんなの後出しジャンケンだ!」と否定する人もいます。

でも、実際はテクニカル分析を使って売買をしている市場参加者がとても多く、各国政府が為替介入(現在の為替レートが自国の貿易などに都合が良くないと判断したときに、自国のお金で自国の通貨を売買するのです)するときに用いたりします。
たとえば、アメリカは、為替レートが前の月よりも5%以上動いたときや、前の年よりも10%以上動いたときなどに為替介入の検討をしているようです。また、商品先物取引でもテクニカル分析は重宝されています。株式以外にも、基軸通貨の値段を決定したり、公正な価格形成を担う市場でも使われるくらいだから、テクニカル分析はみなさんの生活にも多かれ少なかれ、影響しているといっても過言ではありません。これだけ価格を動かす要因になっているテクニカル分析を無視して市場に参加するのは「目を閉じて鉄砲を撃つ」ようなものです。もちろん、テクニカル分析したからといって全ての動きを予測できるわけではありません。テクニカルの長所・短所ともに理解して自分の武器にしましょう。
まず、テクニカル分析のスタイルは大きく分けて、「価格が下がり(上がり)すぎたからそろそろ上がる(下がる)かも」といった逆張り系(ぎゃくばり)、「価格が上がる(下がる)からまだまだ上がる(下がる)かも」といった順張り系(じゅんばり)の2つがあります。
逆張り

順張り
そして、ローソク足、一目均衡表、MACD、ボリンジャーバンド、RSI、パラボリック、逆ウォッチ曲線、DMI、ストキャスティクス、ギャン理論など紹介した以外にもたくさんあります。上級者になるとこれらの多くを組み合わせながら、先行きの見通しや戦略を立てます。今後、これらを段階的にご紹介していきたいと思います。


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