補聴器を通じた、より良い聞こえのお手伝いを目的に、今日も営業を続けるリオネットセンター南房総店です。

先日、南房総店が始まって以来、初の出来事が・・・。
補聴器を作って下さったお客様が、亡くなられたのです。

そして本日、初の行動を行う事にしました。
お客様宅に伺い、ご進物用のお線香を用意し、お線香をあげさせていただいたのです・・・。

同業者の方からは・・・、
「ご高齢の対象者が多い補聴器店が、いちいちそんな事までしていたら・・・」
そんな、批判の声が聞こえてきそうです。

実は会社員時代に1度だけ、コレを行いたいと提案した事もありました。
価値観とか信仰とかが、微妙に絡む事柄なので、簡単な提案だけでしたが・・・。

でも今は出来る!
そして、何より非常に大切な事のように感じています。

生前の時だけホイホイとご自宅に訪問し、亡くなってからはピタッと何の音沙汰も無くなる・・・。
とても寂しい事です。

人と人として、深くお付き合いするこの仕事。
単なるお客様としてではなく、1人の人間としてお線香の一本でもあげさせていただく事は、私の価値観としては当たり前の事だと思っています。

今までお世話になった方に、感謝の気持ちをこめて、最後のお礼を伝えに行くのです。
ここで初めて、その方との関係に一旦ピリオドをうつ。

「お客様に心から感謝しておりました」
・・・と、最後にしっかりと形で表す事の出来る、唯一の方法でもあると思います・・・。

「これから全員のお客様に、それ、行うの?」・・という声も、聞こえてきそうです。
きっと、出来る限り多くの方に行わせていただく事でしょう。

行わないお客様も、もちろん出てくるかもしれません。
でも、それはそれで、全員に行う義務だって最初からありません。
プライベートでも訃報を知った時、コレを行う関係の方もいれば行わない方もいる。
コレばっかりは、それでも良いと思うのです。

お客様が増えれば増えるほど、亡くなる方が増えていく事も、当然承知しております。
それでもあえて、行いたいのです
もし「異常な店舗」と呼ばれるのだとしたら、同業者からでしょうか・・・。

ただ・・、お客様からは、そうは思われない気がするんでよね