前回の投稿では以下の二つの売上のざっくりとした考え方のうち、１について考察しました。
１は商売でいえば「顧客が増えること」を指します。
２は「売上の金額があがること、単価が上がること」を指します。
今回の投稿では２について考えていきます。
アイドルの売上はギャランティですが、今「売れている」とみなされるアイドルですら、満足いく額のギャランティを得られていない現状があるようです。
週刊誌や↓こういったwebサイトには推定年収が公開されていますが、皆様はどう思われますか？
http://akb48salary.web.fc2.com/
私は、これは低いと思います。
日本のアイドル界で今もっとも売れているのは間違いなくakb48でしょう。
日本のトップでこの額なのです。
一般から比べたらもちろん大きな金額であることに間違いはありませんが、アイドルは短い時間で一生分の収入を受け取り切るつもりでいないといけません。
アイドルは短命だからです。
一部のアイドルは年齢を重ねてもタレントとしてやっていく手段を身につけていくことでしょう。
しかし現在の芸能界やテレビに出ているタレントを考えてみると、いつも同じような人々が出演しているのを目にします。
このことからもわかるように、歳をとるちアイドルの収入はほぼ間違いなく減少します。
一生分を稼ぐこと、そして業界のトップであることを考慮するとakb48の年収は低いといえます。
ところで、先ほどから年収が高いか低いかという話をしていますが、これは何と比べて高い、低いという意味なのかは考慮すべき点です。
私がここで指摘したいのは、アイドルの「ギャランティ」すなわちオファーをするテレビ局や広告代理店の支払うお金自体は決して低くないということです。
これに対し、アイドルに入るお金はなぜあまりにも低い、これは芸能界事務所の取り分が大き過ぎるという問題があるのです。
こう書くと、芸能事務所はとんでもない悪徳業者のように見えてしまいますが、果たしてそうなのでしょうか。次回にこれについて考察していきたいと思います。